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本棚:『9割の買い物は不要である』

行動経済学の本です。まず何より、「私が欲しいもの、私が買うものは、私が決める!」と思いました。ただ、保有効果やイケア効果などがあるので、そのあたりは要注意だなと。
大きな買い物として、家の購入の話もあるのですが、国土交通省の資料による全住宅の平均寿命(使用期間)は54.2年だそうです。最近だとテレワークに適した家、大きな災害のあった後なら災害に強い家などが人気なのかな?と思いますが、54年先を考えて家を購入する人って、どのぐらいいるのだろう…。たまに「家賃払うのもったいないじゃん、買わないの?」なんて聞かれることもありますが、たいてい「今の私にとって住みやすい場所が30年後の私にとっても住みやすいとは限らないんで」なんて答えるのですが、54年かぁ(自分の寿命の方が先に来そうな気も…)。実家は私が10歳ぐらいのときに建てられたから、私が65歳ぐらいまではもつのか(父曰く「100年もつ家」らしいが)。
ところで、「イケア効果」は知っていましたが、競馬や競艇もこの「イケア効果」でハマりやすいそう。自分が実際に手をかけ、時間や労力を費やしたものを高く評価するというものですが、これって仕事でも当てはまるなぁと。自分がかかわった案件は、筋のいい案件だと思いたいし、見切りはつけにくいし、別のよい方法を提案されても、これまでやってきた自己流でやろうとしたり。買い物の話が、なぜか最後は仕事のことが頭に浮かびました。


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