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本棚:『定年就活 働きものがゆく』

男女雇用機会均等法が施行されるより前に就職、結婚、出産したが、働き続けることを歓迎してくれた会社で60歳まで勤め上げた妙子。定年退職するつもりが慰留され、働き続ける気になったが、同期の栄転や後輩女性の陰口にカッときて、退職。一気に暇になり、新たに働き口を探すが…。

良くも悪くも新卒で入社した会社に勤めて十数年になります。他の会社を知らないのは幸せなのか、リスクなのか…。残業なしでも1日約8時間×週5日は長時間労働だなと思っていて、1日5時間ぐらいがいいなぁ~と思っていますが、私も妙子と同じように退職したら、「今日1日何しよう?」と迷子になりそうな気がします。でも、定年までずっとこの働き方は嫌だな…とは思っていて、でも、だからといって何か準備しているわけでもなく。
うちの母は、60歳の一歩手前で勤めていた会計事務所の先生が亡くなり、退職。ハローワークに通いつつ、家の片づけをして、父に「そんなに片づけなくてもいい」と言われていたようですが、きっと時間を持て余していたのでしょう。再就職先が決まって、働き始めたのですが、長時間のPC作業が目や肩にきたようで、体への負担から退職。しかし、いつの間にか週3日とか日数を減らして、再び同じところで働きだし、現在に至ります。
働くって楽しいことばかりじゃないし、嫌なこともそれなりにあるけれど、社会との繋がりを持てて、学びもあって、お金ももらえて、いいものだよな、とも思います。自分を殺してまで がむしゃらには働きたくないけれど、自分のペースで働き続けられたらいいなと思っています。


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