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本棚:『マルクスの資本論 見るだけノート』

国語と社会が全然できなくて、理系に進んだ身。歴史も苦手だけれど、政治・経済も苦手。「資本論」「マルクス」という名前だけは聞いたことがあるけれど、中身はさっぱり。そして、それを特に問題だとも思っていなくて、知らないまま人生を終える…ぐらいのつもりでした。でも、タイトルにある「見るだけ」にちょっと惹かれ、さらっと簡単に知れるなら、と手に取りました。
『資本論』第1巻が発刊されたのは1867年だそうですが、その時代にこういうことを言ってたのか…マルクスすごいな!と思いました。そして、資本主義についてあれこれ論じるよりも、働き方について考えさせられました。心と体を壊してまで(+睡眠時間を削ってまで)やらなければならない仕事はない!と思っていますが、その思いを強くしました。
お店にたくさんの商品が並んでいるのを見て、以前は「品揃えが豊富で素晴らしい!」「いつでも手に入って便利!」などと思っていましたが、最近では「作り過ぎじゃない?」「モノが余って、余計に売れなくならない?」「作っているのは必要なもの?それとも、ゴミを増やしているだけ?」など思うようになりました。必要のないものを欲しいと思い込み、そのためにはたくさんのお金が必要で、だからたくさん働いて…っていうのが本当に豊かさなのかな?とか。買いすぎ、持ち過ぎ、作り過ぎ…と思うことが多々あります。


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