本棚：『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』

以前読んだ本で「やる気」はやる前には起きない、と知って以降、やる気でないなぁ～、やりたくないな～、という時には、ほんのちょっとだけやってみよう！と思うようになりました。なので、これを知っているか、知らないかの差は意外と大きいのではないかと思います。
本書で紹介されているコツの中には、「あ、これ自分もやってた！」と思うものもあり、その１つが、いろいろ気になって集中できない時には紙に書き出す、ということ。紙に書いたところで、問題が解決するわけではないのですが、頭の中がすっきり整理されるので不思議です。
すぐに行動しやすくするためには、やることを分解して、スモールステップで進めるといいと思いますし、本書の前半ではそのようなコツが紹介されているのですが、最後の章では、人生を変えるには「ぶっとんだ目標」が必要だとのこと。実現不可能な目標をたてるのは、自分で自分の首をしめるし、どうせ達成できないんだし、意味ないんじゃない？と今まで思っていたので、目から鱗でした。確かにちょっと頑張れば達成できるような目標であれば、現状維持とあまり変わらないですね。「ぶっとんだ目標」なら、抜本的に自分を変えていく必要があるでしょうから、私にとっての「ぶっとんだ目標」をしっかり持とうと思いました。

やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ (科学的に先延ばしをなくす技術)