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本棚:『会社に人生を預けるな』

2009年発行の本。10年以上前の本を今さらながら読んだのは、図書館のリサイクル本として もらってきたから。ただ、もらったのは去年か一昨年で、いつでも読めると思ったら、返却期限のある図書館本ばかり読んでしまって、そのまま。5月の連休中に読もうと思って借りていた本を帰省中に読み終えて、Uターン後、図書館に行く余裕がないまま仕事が始まり、「今がチャンス!」と思い、ようやく読めました。

「リスクリテラシーって何?」という質問にうまく答えられませんが、本書を読んで思ったことは、将来に向けて選択肢を増やせるスキルかなと思いました。よりよく生きるためには、選択肢が多い方がいいわけで、今ももちろん大事だけれど、将来にわたって選択肢を確保できるかどうか。

終身雇用制度について書かれていますが、私も新卒で入った会社から転職せず、もうすぐ20年。副業もしていないので、会社一神教、生活が会社に依存している状態です。
会社のコンプライアンス教育で、「会社の(利益の)ため」法令違反を起こしてしまう事例がありました。いけないことだとわかっていても、会社や上司に盾突いてまで、押し通すことができない…ということは、事実あるのだと思います。
自分だったらどうかな?と考えたとき、少し前までなら、「周りもそうしているんだし…」「会社をクビになったら生活できないし…」と無理やり正当化したと思います。今は、総資産額と1年間生きていくのに必要な生活費を把握しているので、「〇年間なら働かなくても大丈夫」というのがあるので、そういう場合は、会社辞めてもいいな、と思えるようになりました。

新入社員の頃、職場の上司の何気ない発言でしたが、「むかし、新入社員で残業もきっちりつけるのがいて…」というのを聞いて、きっちりつけてはいけないんだという刷り込みがありました。しかし、本書を読んで、サービス残業はもうやめようと思いました。その時間は、さっさと帰宅して、筋トレ・ストレッチしたり、英語の勉強したりする方が、将来の選択肢は多いでしょうし。


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