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主役になんてならなくていいじゃん。

異動して約1年半。以前の仕事も今の仕事も、陰でサポートする役割だと思っています。あぁ面倒だなぁ~と思う時などは、「働く」とは「傍(はた)を楽(らく)にする」という意味だって言うしな…と自分を鼓舞したり。

入社してそれなりの年月が経つので、最近では研修はめっきりありませんが、入社数年間にたくさんあった研修はいつも前向きに取り組めませんでした。目的意識をしっかり持つとか、将来、自分はどうなりたいのか、とか。ざっくりまとめると、いかに自己実現していくか…ということなのでしょうが、この「自己実現」とやらが、私には重荷でした。なにせ、自分がどうなりたいのか明確なビジョンなんてなかったですし。だからと言って、はねつける元気もなかったので、モヤモヤしつつ形だけ受講していました。
それが楽になったのは、『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』を読んで、みんながみんな自己実現しなくていいんだ!と思えるようになったから。もちろん、自己実現できた方がいいとは思いますけど、価値観は人それぞれですし、仕事以外で実現したいことがある人も当然いるでしょうし。
そして、ここ最近思うようになったことは、冒頭に書いた「傍を楽にする」というように、自分が仕事を回してるんだ!と思うよりは、脇役としてサポートしていると考える方が、虚勢を張ったり、周りが見えなくなったり、むだにヤキモキしたりして疲れないで済むんじゃないかなと。主役が似合う人もいると思うけれど、脇役が私らしくて、無理がなくていいんだろうなぁと。
ちなみに「ありり」という名は、小学校の頃の劇でやった蟻の役(脇役)で、名前を付けることになり、同じく蟻役の友達に「アリ子」を先に言われてしまい、苦し紛れにひねり出した名前です。


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