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わたしの本棚

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わたしの読書記録です。
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#書店ガール

本棚:『書店ガール7』

シリーズ完結編です。第1章から第4章まで、主人公は愛奈、彩加、理子、亜紀。理子のところが一番ボリュームがあって、色々大変な状況でもあるのですが、理子は久々の登場。そして、最初の頃と比べると、理想の上司のような感じが強くなったなぁと思います。4人の主人公の中で、著者が一番好きなのは理子だと思っているのですが、どうでしょう。 第1章の学校で司書をしている愛奈の話では、ビブリオバトルをやることになります。その中で登場する本はどれも興味が引かれますが、その中の1つ『トトロの住む家』

本棚:『書店ガール6』

取手駅の駅中書店の店長になった彩加。駅中書店では珍しくフェアをやったり、アルバイトとも良好な関係を築いてきたが、突然、閉店を告げられて…。 書店に限らず、閉店というのは「さみしいな、残念だな」と思いますが、店側にとってはもっと辛く、悔しいものなのでしょう。引っ越し前に住んでいたところは、区画整理していたところで、新しい家がぽつぽつと増えていくにつれて、お店も徐々に増えてきて、「今度は何ができるのかな?」と楽しみでしたが、どこかで開店するところもあれば、閉店するところもあるわ

本棚:『書店ガール5』

取手駅の改札の中にある書店の店長となった彩加。ここで求められるのはスピード。前にいた吉祥寺店のような、お客様との会話はほとんどなく、売れる本も違っていて…。 実はいまだにライトノベルの定義がよくわからないのですが、例えば図書館では若者向けの本棚があって、そこには自分がもう若者ではない頃に読んだ本も含まれていて「これって若者向けなのか」と思ったり。 私が読書をするようになったきっかけは2つあって、1つは小学生の頃。小4のときの担任が、朝よく本を読んでくれたから。そしてもう1つは

本棚:『書店ガール4』

これまでの主人公だった理子と亜紀に憧れる世代が主人公に。就活を控えたアルバイトの愛奈と書店員歴5年目の契約社員の彩加。書店の仕事は好きだけれど、それぞれままならないこともたくさんあって…。 最近ではあまり思わなくなりましたが、少し前までは「人生やり直せるなら」と考えたことが何度か。ただし、人生やり直せるとしても、受験と就活はもうやりたくないと思っています。本格的な就活を控えた愛奈の様子に、あの頃のことを思い出しました。面接で落ちるたびに、どこも受からないんじゃないかと不安に

本棚:『書店ガール3』

舞台は3.11から2年半経った吉祥寺と仙台。理子は東日本地区を統括するエリア・マネージャーを兼任。亜紀は育休から復帰し、文芸担当からビジネス書・資格・経済書の担当へ。今回、彼女たちが企画するフェアとは? 3.11からもうすぐ12年。あの頃は会社には歩いていける距離に住んでいて、地震は今まで経験した中で一番大きくて、「なに?何?どういうこと?」と思ったけれど、帰宅困難になることもなく、その後、テレビで地震のすごさを知りました。今回の舞台の1つである仙台は、大学生の時に過ごした場