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22/2/14-22/2/18 AMAZING

2022/2/14
通勤途中の公園でピンク色の花の咲く木を鶯がちょんちょんっと移動していて、鶯ってほんとウグイス色している!と花のピンク色とのコントラストがあまりに綺麗でワーっとうれしかった。持ち歩くのにはいささか重すぎると思いながらも、読書の日記を電車の中で読み昼休みにも読んだ。

2022/2/15
昨日からビリー・ホリディのアルバムを通して聴いてはまた次のアルバムへ、のような聴き方をしている。退廃的な雰囲気がすきなのだ。昼休みにスーパーボウルのハーフタイムショーをすこし見た、かっこいい。今週末は母がくれた小豆を煮てあんこを拵え、栗を栗ご飯にして食べようと考えていたらあかるくなった。帰宅後、ひーこらひーこら粗大ごみを運んだ。相方のひともわたしも本を読んでいてそこでは日本語の音楽が流れていてわたしはどうしても日本語の音楽を聴きながら日本語の本を読むことはできない。ひとと暮らすということの難しさ、とまた気分が落ちてしまった。

2022/2/16
アールさんが教えてくれたビーチボーイズの「Sunflower」というアルバムを聴いたら、いいな〜と明るい気持ちになった。いつでも音楽に救われている。妹が恋人とセッションしている動画をInstagramの内内のストーリーにあげていて、好ましいほほえましい姉はうれしい。親密さ、それは読書の日記でも繰り返し出てくることでわたしも親密さ、がとてもいとおしいと思う。

そう共有の問題だった。読書という行為のいかがわしさ、排他性、そういうことを最近考えていた。そしてそのいかがわしくて排他的な読書のために僕は働くのだと、そういうことを考えていた。
「読書の日記」P569

この部分の前には江國香織の「なかなか暮れない夏の夕暮れ」の引用があってそれは、テレビを見るという行為はひとと共有できるけれど読書はできない、みたいな箇所だった。そう思う、そしてこの上なく贅沢だと思います。

2022/2/17
理不尽なキレられが発生してあまりの怒りとやるせなさに手が震えてマウスが持てなくて笑ってしまってトイレでちょっと涙が出 てそれも一瞬であとは、大丈夫になった。「今夜凶暴だからわたし」である。それで、朝予約した本ががもう準備できたということなので、図書館に寄って帰った。尾形亀之助「カステーラのような明るい夜」尾形亀之助!前もいいと思っていたようだった、同じ宮城県出身ということで勝手に親近感を持たせていただいている。

静かに
本のページを握ったままかるく眼をつぶって
首をたれます
「うす曇る日」

とてもとてもすきだとおもう。きっとひらがなと漢字の選択のしかたに馴染んでいる。

2022/2/18
たまっていた本の感想をブクログに書くなどした。陽射しが春のように輝いている。ふにゃふにゃと仕事をして、事件に巻き込まれながらもなんとか退勤。夜、すきなアールさんと親密な時間を過ごす。月が綺麗で星も綺麗だったのでわたしは、田舎に住む中学生だったわたしは、家の屋根に登って星空を見ていたときの話をした。オリオン座には馬頭星雲があるのだ。今夜こそまごうことなきカステーラのような明るい夜だった。しなやかに夜気が蒸れる。週末だ!

AMAZING / Rex Orange County
新曲がとてもいいです。

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