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学力の経済学⑨集団から受ける影響〜友達問題〜

集団の学力が個人にどんな影響を与えるのかが分かります。
学力の経済学シリーズでは「学力の経済学」の本をもとに僕の経験も交えながらお伝えします。著者は中室牧子氏。教育経済学者。中室氏の本を書いた目的は、「知っておかないともったいないこと」を伝えたいです。知っていると知らないとでは大きな差が出ると僕も読んで思いましたので、紹介します。※本ブログの後半には、良い集団に入れるにはどうすれば良いかの提案もしております。

この記事を音声化したものです。話を広げて収録しております ↓

from:ありのまま@9

我が子がどんな仲間と仲良くするか

って気になりますよね。

いやいや逆に

誰と一緒でも関係ない。

我が子も一人の人間なんだから

その子の意思を尊重するべきだ

って意見もあると思います。

それぞれの意見は良いとして、

科学的にはどういう研究があるのでしょうか。

今回からその後の3つは「友達問題」について、科学的にどうなっているか

紹介していきます。

まあ、科学的に結果が出ているからといって、

必ずしも良いというわけではなく、

逆の立場でももちろんうまくやっていっている方も

いらっしゃいます。

その点を押さえた上で考える材料にしてくだされば

と思います。

まずは、同じ学級や学年の子どもたちの「平均的な学力」から受ける影響です。

スタンフォード大学のホックスビィ教授の研究です。

アメリカテキサス州の小学校の3〜6年生のデータで研究しました。

この州では平均的に女子の学力が高いという状況でした。

そのため、偶然にも学年に女子が多い場合、

その学年の子どもたちの平均的な成績は高くなる

という状況が生じました。

ホックスビィ教授は、子どもたちの学力の変化に

どのような因果効果を持つのかを明らかにしようとしました。

その結果、女子が偶然多くなった学年では、

女子が少ない学年と比べて、

「男女ともに」成績が高くなった

ことが報告されました。

面白いことに、同級生の国語の平均点が1点上がると

自分自身の点数が0.3〜0.5点上がる効果があり、

数学にいたっては、同級生の平均点が1点上がると、

自分自身の平均点が1.7〜6.8点も上がる

という大きな効果がみられました。

また、途中で転校して学力の高い集団に入ると、

学力に正の因果効果が確認されるという結果が出ました。

これはアメリカだけでなく、欧州6カ国、チリ、中国などでも

同様の結論が得られました。

つまり

学力の高い友だちの中にいると、自分の学力にもプラスの影響がある。

ということです。

これが全てではないですが、これをみると我が子も受験を頑張らせたいですね。

小学校や中学校から私立受験をし、選んで学校を決める選択肢もあります。

我が家は、小学校、中学は公立って決めていたので、

幼稚園は選びました。

我が子の特性と幼稚園のマッチングです。

モンテッソーリ教育をしている幼稚園だったのですが、

本人にとってはとても合っていたと思います。

穏やかに育つことができました。

また、そろそろ高校受験をします。

今度は自分の将来の夢を見据えながら、

進路を決定していければいいなと思います。

受験ですから、テストで点数を取らなければなりません。

そこはスイッチが入れば、できると信じています。

さて、いつスイッチが入るか・・・?

学校も1つの集団になりますが、

習い事も1つの集団になります。

例えば、スポーツチーム。

その時に何を見れば良いのでしょうか?

僕は指導者を見たり、指導者と話たりするべきだと思います。

ホームページや資料で理念などを見ることも大事だと思います。

もっと大事なのは、子どもたちと触れている時の様子です。

①指導者は子どもたちにどんな言葉を使っているか?
②チームの子どもたちはどう成長しているか?

①は言葉はその人の生き方や思考が表れると思うからです。

どんなにスキルが高く、強いチームを作っていても

これがダメならやめるのも手でしょう。

なぜなら②にも関わってくるからです。

②は指導者の指導力が表れます。

子どもは指導者によって、良くも悪くもなります。

選手は指導者の鏡です。

贅沢を言うなら、それに加え、

③チームの最上級生のスキルが高いか

になりますね。

あくまで、ご参考までに。

習い事は選べる確率が高いですね。

集団を選ぶことができます。

親が良い波長の集団に連れて行くこともできます。

生き方や思考が素敵な方って、周りにたくさんいますよね。

僕の周りにもたくさんいます。

それは年齢にかかわらずいます。

まずは親がその集団に飛び込むことだと思います。

そのために、自分からアプローチが必要です。

その場にいることが大事です。

そして、チャンスがあれば、子どもを連れて行くのです。

その空気に触れさせるのです。

もう、最高ですね!

一番難しいのが

自分が成長すること

です。

家族という集団がよくなれば、一番良いわけです。

毎日一緒にいますから。

ひゃー、自分で書いて、冷や汗が出ます。

親を中心とした家族という集団がよくなれば、間違いなく子どもの学力は高まったり、良い生き方や思考を身につけていく

と信じています。

何もそんなに大きなことができなくてもいいと思います。

ひたむきに一生懸命考えたり、生活したり、新しいものを学ぼうとしたり、挑戦したりする姿を見せること

だと思います。

子どもの前を走り、その背中を見せることだと思います。

いやー、やばいな。

僕、前走れてる?

いや、大丈夫だ。

僕は父ちゃんをはじめとする尊敬する人の背中を追うんだ!

人生、愉しいね!

僕の父ちゃんエピソード ↓


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