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学力の経済学13)教育にはいつ投資すべきか

最も投資すべき時期が分かり、投資とはどんなことなのかも分かります。

この記事を音声化したものです。内容を少しふくらませて収録しております ↓

from:ありのまま@9 #教師生活20年 #潜在数秘術士

文部科学省の調査によると、家計が大学卒業までに負担する

平均的な教育費は、

幼稚園から大学まで全て国公立の場合でも

1000万円

すべて私立の場合では

2000万円

なぜこれほどまでに子どもの教育にお金をかけるのでしょうか。

教育を受ければ、将来の素敵な人生につながるという親心があるのでしょう。

僕もその一人です。

教育を、経済活動と捉えると「投資」として

捉えることができるという考えが

「人的資本論」の根幹になります。

これはシカゴ大学のベッカー教授が提唱したものです。

人的資本論における収益という考えは

金銭だけでなく、「教育を受ける喜び」などの

非金銭的なものも含めて考えていけば良いと思います。

では、

「子どもの教育にお金や時間をかけるとしたらいつがいいのか」

です。

幼稚園から大学まで国公立で1000万円。

その中で平均的にお金をかけるのか、もしくはどこかに比重を置くのか。

これまでの研究が明らかにしているところによると人々は、

「教育の段階が高くなればなるほど教育の収益率が高くなる」

と信じているようです。

つまり、子どもの成功のためには、小学校よりも中学校

中学校よりも高校、高校よりも大学や大学院と

年齢が上がるほどかけるお金や時間を増やすべきだと思っています。

このため人々は、子どもが小さい時はお金を貯めておき、

そのお金を子どもが高校や大学に行くときに使おうとするのです。

※まさに我が家の考え方です。

しかし、ほとんどの教育経済学者

最も収益率が高いのは、子どもが小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)である

と一致した見解を述べるです。

ただし、「教育」とは限定せずに「人的資本」への投資にすべきです。人的資本とは、人間が持つ知識や技能の総称ですから、人的資本への投資には、しつけなどの人格形成や、体力や健康などへの支出も含みます。必ずしも勉強に対するものだけではないのです。

ここでは省いていますが、教育の段階が高くなってから

投資しても効果がないというわけではありません。

人間、いくつになっても学ぶ姿勢や意欲で

無限に伸びていきます。

ただ、一番収益率が高いのは幼児教育

というだけであります。

僕が今回の記事で注目したのは、

①投資に「時間」が入っていること
②しつけなどの人格形成も投資という考え
③体力や健康などへの支出も投資

という点です。

①の「時間」も投資については、

お金がなくても「時間」でなんとかなります。

お金をかけずにできることってたくさんあります。

僕は男親ですから、できることって体を使ったことが多いです。

一緒に木登りをしてみる。
     ↓
体幹を鍛えることになる。

会話をする
     ↓
言葉やコミュニケーションを覚える。

自転車で遠くまで行ってみる
     ↓
冒険心をくすぐる

「時間」をかけるという投資は、一緒に時間を過ごす

ということでもあります。

手間をかけるというイメージが良いかもしれません。

小学校に上がるまでにいかに子どもに時間を割くのか

という風にも考えられます。

何より愉しいのが良いですよね。

お金をかけられなくても工夫して、

尚且つ、大人も一緒に愉しめればいいですよね。

②のしつけなどは大変だ。

大事なのがたくさんありすぎる感じがするよね。

でもほんとに大事なことって実は少ない。

有名な教育学者、森信三は「しつけ」3つ示す。

「あいさつ」「返事」「後始末」

学校で校長先生が良く言っているこれ。

この3つをしつけることが大事。

この3つがしっかりしつけられている子は

自然と伸びていく。

すごいなって思う子ほど、この3つが

できていて、家庭でも常に指導されている。

経験則だけど、おそらくエビデンスが取れる。

子どもに指導する前に大人が実践だね。

親がやっていることは子どもが真似するからね。

良いことも、悪いことも。

「子は親の鏡」「ミラーニューロン」

③の体力や健康などへの支出。

運動するのもいいよね。

ウオーキングなどは子どもは好きではない。

すぐ飽きちゃう。

それなら、ボーイスカウトなどで探検しながら歩いた方が気分がのる。

一番いいのは、子ども同士、たくさん遊ばせること。

公園にいけば、子どもはたくさんいる。

公民館なども良い。

熱中スポーツが見つかれば、

スポーツクラブに入ると仲間と切磋琢磨する。

また健康は、食事だよね。

そんなに高いものでなくても、ほんの一手間で

できるだけ美味しくしたいよね。

切り方でも違う。

僕も最近、料理しているけど、最初のうちは

「切り方が大きすぎる」って指摘された。

「子どもはね、細かく切ってあげると結構食べるよ」ってね。

指が大きいから、細かく切るのは苦手だけど、

最近できるようになってきた。

なんでもチャレンジだね。

42歳でもチャレンジすれば成長できる!

ぜひ、子育てをきっかけに自分自身も成長したいね。

一緒に愉しみながら挑戦しよう!

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