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性格が言葉に表れ、言葉が性格を作る

人の考えが言葉の端に表れる。ほんのわずかな表現に考えが見えることがある。逆に言葉が性格を作り上げることもある。発する言葉を変えることで見え方が変わる

この記事を音声化しました。内容を少し膨らませて収録しております ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

僕の朝のルーティンは決まっている。

このルーティン化は多くの人が言っているけど、

大変オススメ。

僕の1日のスタートは、トイレ掃除から始まる。

トイレ用シートでサッと拭くだけの掃除だけどね。

気持ちがスッキリするから気に入っているよ。

朝のルーティンの中に、「朝ドラ」を見るっていうのも

入っている。

出勤の車の中で、音声を耳で聞くだけの朝ドラ。

前の「スカーレット」も最高だった!

時には大笑いをしたり、涙したり、、、

刺激を受けることもあった。

そして、今は「エール」

「スカーレット」がすっごく良かったから、

最初は「エール」をあまり見ていなかったけど、

すっごい面白いよ!

先日、そのドラマの中で、強く印象に残るシーンがあった。

僕にとって、雷のような衝撃だった。

もしかしたら、なんとも思わない方もいると思う。

たわいもない会話をしているシーンだ。

窪田正孝が演じる古山裕一という作曲家。

二階堂ふみ演じる古山音というプロの歌手を目指す音大生。

古山裕一は才能がありながら、まだヒット曲を出せないでいる。

そんな時、チャンスが訪れる。

有名な作詞家が自分の詩に

古山が曲をつけてほしい依頼してきたのである。

古山は最後のチャンスの気持ちで書斎で作曲活動をしている。

そこに妻の音が入ってくる。

音は音大の講演会でヒロイン役を勝ち取る。

その稽古で大忙し。

「譜面通りに」歌うことと「表現」をすることの両立に悩む

やりとりがあるシーンである。

「一方を意識するともう一方が疎かになっちゃうんだよね」

と音。

そして、裕一が言葉を返す。

その言葉が僕にとっては衝撃だった。

「譜面通りに歌うって、何度も何度も練習して意識しないでもいいくらいに練習するしかない」

の後にひらがな3文字を加えたのである。

上の言葉のやりとりでも通じる場面。

でも3文字をつけることで

とても相手を尊重している

ように僕は感じたのである。

これは子育ての時にも通じる表現になるし、

この言葉を使い続けることで、自分の考え方にも変化が生じると思う。

特に

例え子どもであっても子どもの判断を優先したい。
子どもの判断を尊重したい

って強く思う方には参考になる言い方じゃないかな。

僕はこのシーンを見た時に、

「これだ!」って思った。

この言葉を意識して使い、自分の血となり肉にしていきたい。

PS

そのひらがな3文字はね。

「かもね」

である。

「譜面通りに歌うって、何度も何度も練習して意識しないでもいいくらいに練習するしかないかもね

相手を信頼し、尊重している性格、考えが話す言葉に表れているよね。

自分の考えや価値観を主張はするけど、

最後は相手の判断に委ねているよね。

なかなか難しいけど、意識して使いたい。

「早くしなさい」→「早くしたほうがいいかもね

「早くしなさい」→「今動き出したら、ゆったり準備できるかもね

「あの高校に行きなさい」→「あの高校に行ったほうがあなたにとって、良い出会いがあるかもね。」

今、書きながら感じた。

「かもね」をつけようとすると、自ずと説明を入れたくなる。

どうしてそういうのか。

それって命令でもなく、指示でもない。

提案になる。

発する言葉1つでこうも変わるかと実感。

1日のほんの些細な場面。

そんな些細な場面の積み重ねが人格を形成する土台になると思う。

だから発する言葉にこだわるって、とても大事だと思うよ。

PS2

このシーン、もし良ければ見てみて

→残念、停止されていました(6月2日の放送です)

1分30秒くらいのところから夫婦の会話が始まるよ。

書斎でのシーン。


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