今年も過ぎ去りしドラクエの日「ドラゴンクエスト11」:シリーズファンに捧げる感動の作品(ネタバレなし)
45才無職おじさんの「ありのこ」です。
今回は「ドラゴンクエストⅪ(11)s」を取り上げます。
今回はゲームのネタバレなしです。
5月27日はドラクエの日でした。
「ドラゴンクエストⅫ(12)」についてくわしい話はスクエニから出ませんでした。
うーむ・・・ほんとうに残念。
偶然ですがドラクエの日の翌日、5月28日に「ドラゴンクエスト11s」で最後の敵を倒しました。
ドラクエの日に「ドラゴンクエスト12」の話がスクエニから出ませんでした。
よってしばらくは「ドラゴンクエスト11」がドラクエシリーズの最新作のままになりそうです。
よって「ドラゴンクエスト11の話をしても古い話ではないはず!」と勝手に判断しました。
・お使いクエストから頭お使いクエストへ
私は「ドラゴンクエスト11s」をプレイしました。
sがついているのでニンテンドースイッチ版をプレイ。
最初は「ここまで親切なのか!?」と。
「次はあっちにいく」「次はこっちにいく」とものすごく丁寧に教えてくれます。
ゲーム側が親切に指示してくれるRPGを「お使いクエスト」と言うらしいです。
最初は確かにお使いをしているみたいに指示どうりに「どこに行くか」をこなしているだけです。
しかし「ドラゴンクエスト11」では徐々に自分で次にどこに行けばよいのかを考えるようになります。
次の目的地・ダンジョン内も同じです。
ダンジョンとは洞窟やお城の中など。
イメージとしては迷路に近いです。
そのダンジョンの迷路も最初は簡単。
「ほとんど一本道なんじゃないか?」という感じです。
ただ後半になるとちゃんと迷路になっていきます。
「ドラゴンクエスト11」はとにかくドラクエ初心者に配慮しまくっています。
ドラクエ初心者が慣れてきたら頭を使ってプレイできるようにゲーム全体が組み立てられています。
最初はお使いクエストでも徐々に頭お使いクエストになっていきます。
・全ドラクエファンに捧げられた「ドラゴンクエスト11」
まずは私のドラクエ歴を書いておきます。
ドラゴンクエスト1:ニンテンドースイッチ
ドラゴンクエスト2:ファミコン+ニンテンドースイッチ
ドラゴンクエスト3:ファミコン+ニンテンドースイッチ(どっちも途中まで)
「ドラゴンクエスト11」はドラクエファンのために作られているようです。
私のドラクエ歴はロトシリーズ3部作(ドラクエ1~3)のみという珍しい人です。
ロトシリーズだけしかやってない私にも懐かしさを感じる場面・BGMがありました。
「ドラゴンクエスト11」はロトシリーズ3部作だけではなく、今までのドラゴンクエストをプレイしたことがある人に懐かしさを感じさせるようです。
ドラクエ1~10すべてプレイしてきた人もいれば、特定の時代のドラクエだけをプレイした人もいます。
どのドラクエ経験者でも懐かしさを感じることができる作りだと思います。
・1980年代ドラクエに熱狂してくた人たちいなかったらドラクエは続かなかった
「ドラゴンクエスト11」は全ドラクエファンに捧げられていると思います。
どの世代のドラクエファンに感謝している。
でもロトシリーズに感謝が傾いているように見えます。
1980年代、ファミコン版ドラクエに熱狂した人たちがいなかったらドラクエシリーズは続かなった。
だから1980年代に熱狂してくれた彼ら・彼女らに感謝が傾斜しているように見えるのです。
・1980年代はまだ「有害〇〇」と叩かれていた時代
今はゲームは立派な文化、カルチャーです。
でも1980年代はゲームを目の敵にする大人がかなりいました。
むしろゲームを目の敵している大人の方が多かったのではないでしょうか。
目の敵にされたのはゲームだけではありませんでした。
マンガ・アニメもすでに目の敵にされていました。
1980年代は「有害〇〇」と平気で言われていた時代です。
有害図書に始まり有害マンガ、有害アニメなどと主に子どもが大好きなカルチャーを目の敵にしている大人たちがたくさんいました。
たとえばアニメでは1981年~86年放送の「うる星やつら」。
フジテレビは2022年に「うる星やつら」の新バージョンを放送しています。
原作者の高橋留美子先生は2020年に日本の紫綬褒章を受章。
さらに2023年にフランスの芸術文化勲章を受章。
今ではジャパニメーションは日本文化ですが、1980年は半裸女(=ラムちゃん)をテレビで垂れ流す有害なものという見方もかなり強かったのです。
そして有害なものにテレビゲームが仲間入りしつつあったのが1980年代でした。
・マリオとドラクエは日本の文化である
任天堂がファミコンを発売したのが1983年。
そして任天堂がスーパーマリオブラザーズを発売したのが1985年。
任天堂の「ファミコン+スーパーマリオブラザーズ」のコンビネーションで日本のゲーム市場は爆上げします。
「スーパーマリオブラザーズ」のバカ売れがなかったら、日本のゲーム文化はなかったかもしれません。
「スーパーマリオブラザーズ」の翌年1986年にエニックスから発売されたのが「ドラゴンクエスト1」です。
「ドラゴンクエスト」がなければ日本でRPG(ロールプレイングゲーム)がこれだけ定着しなかったはず。
当時別の会社だったスクウェア社から発売される「ファイナルファンタジー」だってなかったかもしれません。
ゲームだけではなくラノベ・コミック・アニメで定番の「異世界転生モノ」だってなかったでしょう。
「異世界転生モノ」は世界観を説明しなくても誰でもわかります。
「異世界転生モノ」だけではなく「葬送のフリーレン」だって生まれなかったと思います。
1980年代、ほとんどの人が「RPGとはなんぞや?」でした。
上のYouTube動画、15秒から「ドラゴンクエスト2」のCMです。
「ドラゴンクエスト2」のテレビCMでは「ドラゴンクエストはどんなゲームか」を一生懸命説明しています。
「ドラゴンクエストはどんなゲームか」というよりも「RPGとはどんなゲームか」を説明しているとも言えます。
上下左右に画面を4分割してゲーム場面を流しています。
こうしてなんとか「ドラクエを知ってください」「RPGを知ってください」とテレビCMを流しています。
「ゲームは有害」「RPGとはなんぞや?」状態でありながら「ドラクエっていうスゲーおもしろいゲームがあるらしいぜ」と言ってプレイし熱狂した人たちがいたからドラクエは続くことになったわけです。
あの時に学校をさぼった子どもたち、仕事を休んだ大人たち。
あなたたちの熱狂のおかげでドラクエ文化は続いたのです。
日本のRPG文化は続いたのです。
あなたたちが「有害ゲーム」とバカにされながらも純粋にドラクエを楽しんでくれたおかげです。
ありがとう。
と最後は私個人の思いのようになってしました・・・。
けど、1980年代から「ドラゴンクエスト」制作に関わっている方々は私よりも思いが強いのではないでしょうか?
2020年代からは信じられませんが1980年代にドラクエを作っていた時は「ドラクエが売れない世界」「ドラクエが続かない世界」も十分にあったわけですから。
と、このnote記事はもう3000文字近くになってしまいました。
今回のnote記事はこの辺にしておきます。
もしこのnote記事が好評ならば「ドランゴンクエスト11s」のネタバレありバージョンを書きます。
note記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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