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”いい運動になったぜ”のマインド

いつものようにYoutubeをだらだらと見ていると,”レイトン教授”のムービーまとめ,みたいな動画がおススメに上がってきた.


レイトン教授と最後の時間旅行

レイトン教授とは,その名の通りレイトン教授がルークと言う少年と一緒に謎を解決して回る,というゲームのことである.
小学生の時に,母親がなぜか最初にレイトン教授シリーズの区切りである「レイトン教授と最後の時間旅行」を買ってきてプレイしており,時々遊ばせてもらっていたのが出会いである.

それからは私の方がレイトン教授にはまり,
最後の時間旅行→魔人の笛→超文明Aの遺産と遊んできた.


さて,そんなレイトン教授シリーズには数々の魅力的な登場人物が登場する.

主役のレイトン教授をはじめ,

全作品に登場する,一番弟子または助手のルーク,

後期三部作に出てくる悪役のデスコールなど,この独特の色使いとか線画の雰囲気がたまらなく好きだった(デスコールの沼に浸かったことのあるレイトンプレイ者は星の数ほどいそう).



この中でも,小学生の私が”面白枠”として一番好きだったのは,ダントツでグロスキー警部であった.


この人がグロスキー警部

当時”レイトン教授と永遠の歌姫”という映画が放映され,幼き私はDVDでそれを見た.


グロスキー警部は言ってしまえば”かませ犬”のような役割ばかりする.
映画でもゲームでも,もう一歩届かなくて失敗しそうなところをメインキャラクターに助けられるという展開が非常に多い.

しかし,その時にいちいちこう言うのだ.

「いい運動になったぜ(cv.大塚芳忠)」


映画の中では海に落っこちて,サメに追いかけられ,ものすごい速さのバタフライを披露する.
やっとの思いで船に乗り込み,自慢のリーゼントを絞りながらこう言う.

「いい運動になったぜ(cv.大塚芳忠)」


その後さらにまた海に落ち,なんとかいかだを作って自身の服を棒に括り付けた旗で救助される……という感じだった気がする.
その際に,今まさに履こうとしていたパンツを誤って落としてしまうシーンがあったのを鮮明に覚えている.

小学生の私はツボが浅く,ここでゲラゲラ笑っていた.
そしてよく真似をして「いい運動になった……」的なことを言っていた.


*****
さて,話は現代に戻る.
このグロスキー警部がどれだけピンチに陥ったとしても

「いい運動になったぜ(cv.大塚芳忠)」

の一言で片づけてしまうマインドのすごさに今更気が付いてしまった(本人は能天気なだけだと思うが).

ネガティブなことを,いい運動ができるいい機会だった.
と言い換えてしまうことで,ポジティブにとらえており,もしかしてこのマインドは見習うべきでは……??と何かとストレスの多い大学院生になってから思う.


これから例えば,無駄にものを取りに帰る羽目になったり,無駄足を踏んでしまったりしたときでも「いい運動になったぜ」とつぶやくことで,もしかしたらちょっとだけポジティブになるかもしれない.

実際,何が良いことで何が悪いことかを決めるのは他でもない,自分自身なのだから,今度からグロスキー警部の”いい運動になったぜ”マインドを見習って日々を過ごそうと思う.


おまけ:落としたパンツはエンディングでしっかり見つかる
ナゾ解明!

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