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月刊【大学院生のくらし】2024年6月号

もう6月になってしまいました.私は年度を中心にした生活をしているので,安易に『上半期』と言って過ぎ去った時間の大きさについて絶望させるのはやめてほしいと思っています.

さて,月刊【大学院生のくらし】と称しまして前月(今回は5月)に私が何をしていたのかという記録を共有いたします.

リアルな大学院生の日常を覗き見していってください.



研究 始まる


5月で一番のビックイベントは間違いなく研究が始まったことです.4月に修論の内容や目的・調査方法を決め,調査地の許可をとってからようやく研究が始まりました.

調査地の許可申請は主に書類の提出だと思いますが,私は少し特殊な許可を得る必要があったので,まず電話をしてどのような申請が必要かを問い合わせることから始めました.

なんと,調査地は20ヵ所ほどあるので,電話を20回以上かける必要が…….
電話恐怖症で,最初は常に冷汗が止まらず生きた心地がしていませんでしたが,半分を超えたくらいからもう何も思わなくなってきました.
電話恐怖症を無くすには,とにかく経験することが大事なのか……と,達観し始める頃には無事許可申請の問い合わせも終了しました.

おかげで6月2日現在,順調に研究が進んでいます.
電話に対する恐怖を克服できた5月でした.


昼食問題 解決

4月から研究室に毎日通い,朝9:00~夜19:00くらいまではずっと研究室にいるという生活が始まりました.
そこで問題だったのは昼食.

私は究極のどケチで,外食すること自体に「お金の無駄じゃん」などと思い,一種の恐怖心すら感じています.
かといって朝にお弁当を作るのも面倒くさい…….買ってくるのもなぁ…….


じゃあ食べなきゃいいじゃん!!!


という思考に繋がり,体が危険信号を出すのを無視して昼食を抜いていました.その結果,


「は,腹が空き過ぎてフラフラする……!(低血糖)」



という日々が続いたので,1日2食の生活スタイルは到底無理であると判断し,お弁当を持ってくることに決めました.

ただ,前述したように毎朝お弁当を作れるほどマメじゃない……!と思った私は,作り置き弁当を仕込むことを決断……..!

流れはこうです↓
①一週間分の食材を買う
②その日のうちに5日分のお弁当を作る
③冷凍保存し,そのまま持って行って食べる前にレンチンする

作り置きが面倒くさいという最大のデメリットがありますが,これのおかげで私の食事事情は劇的に改善され,毎日しっかり集中して研究できるようになりました.
※そのうち作り置き弁当についても記事を書く予定

大人気漫画『ダンジョン飯』にて,センシというキャラクターが言っていた格言(下図参照)が身に染みた5月…….

ダンジョン飯1巻より引用


おわりに

世の中の学生が,学会に向けて論文を日夜作り込んでいたり,ポスター発表の準備をしたり,忙しくもきらきらと光っている中,
私みたいに
「けんきゅうちょっとすすんだ,うれしーー.おひるいっぱいたべて,げんきまっくすーー」
と呑気なことを言っている,まだ研磨されずに鈍く光っている方もいると信じたい.

まだ新年度が始まって2ヶ月ちょっとです.
この時期に無理をしたり,見栄を張ったりして体を壊すようでは逆に研究も日常生活も悪いものになってしまうでしょう.

周りの輝きに目を焼かれ,足元の崖に気づくことなく落ちてしまう人がいないことを祈るばかりです.


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