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夏の終わり、コロナにかかった

「アトラス北千住」建設現場の「隣」に住んでる「ア隣子」です。うちの隣に14階建マンションが建つことになった。人が暮らすまちに2年をかけて大きなビルが建つ。日常が変わり、けっこうつらいことが多いので、その日々をつづっています。

1週間、工事の隣で寝ていた

夏の終わり、コロナにかかった。日ごろは仕事にも行くし、仕事がなくても出かけるしだが、この間コロナの1週間、がっつり、家にいて工事の隣で療養せざるを得ず、あらためて、その騒音と振動に苦しんだ。ほとんど自宅におられる高齢の方もこの地域には少なくないので、キツイと思う。だけど、変わってしまった日常に対する補償は今のところ、何もない。

夏休み帰省中の大学生の娘がまめに美味しいご飯を作ってくれたのが救いだった

「こんにちは。午前中に病院行ってコロナ陽性でした。仕事休んで家で寝ていますが、大きな音と振動でまったく休めません。お昼休みも重低音が続き止まることがありませんでした。何とかしてもらえないでしょうか」

マンションを建てている旭化成レジデンスから住民対応を任されている会社の担当者NさんにSMSで訴える。

「5時過ぎてもまだ終わりません。どういうことでしょう?
すぐにやめてもらえますか? 頭痛いし熱が高いしつらいです」

重機が土を振り落とすガタガタ音がすごい

ちょっと熱が下がってきた翌日。気になる不快音。

「家で寝ているので振動と音がすごい響くのですが、中でもちょっと気になることがありまして。小松移動式クレーン車と書かれた黄色の重機が土を掘り起こすのは良いのですが、その土を落とすときにわざわざガタガタと大きな音を立てて土を振り落とします。その音が大きいし、ものすごく不快です。私だけでなく他の人からも同じ声を聞きました。操作する方の技術の問題かとと思います。その音、何とかしてください」。この件は在宅勤務の夫からも常々言われていたが、家で療養してみてよくわかり、あらためて訴えてみた。

重機が土を掘り起こし、土を落とすときにガタガタと大きな不快音を立てる

担当者Nさんからは、掘った際に重機に着いた土を落とすために、振っており、オペレーターが下手とか、不注意ではなく、必要な作業だが、改善出来ないか相談すると返信。半分あきらめていたが、その後、なんと少し改善された。

言えば対応してくれるんだと、その誠意には好感を持ったが、逆に言うと、言わなければ近隣住民の不快への配慮はしてくれないのだなと思った。

今日の工事は予定時間に終わりません

平日は洗濯ものは室内干し。コロナ中は布団のまわりに洗濯物

私の熱が少し下がってきたころ、夫がかかった。ごめん。
そんな日も工事は続く。しかも、延長?!

「先ほど、現場から、今日の工事が遅くなると言いに来られたようなのですが(娘が対応)それだけは本当にやめてもらえますか? 私も療養中ですが、私の後、夫が高熱で今39℃ほどあります」

今日は予定時間に終われないと、ときどき、工事現場から伝えに来られる。工事が予定通り進まないことがあるのかもしれないが、近隣住民にすれば毎日のことで、これが2年、続くのだ。

洗濯ひとつとってもそうだ。平日洗濯する日は、17時以降に洗濯を干し、朝8時に取り入れる。雨が降ると全然乾かず、再度家干しもたびたび。

「とにかく、せめて、ですよ、夜間はやめてください」。

そんな夏の終わりのコロナ療養。この経験から、noteを始めようと思った。



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