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優先順位1位じゃなければ好きじゃないのか

ありんごです

耳がぴくりとした、カフェにて

「優先順位を上げられないってことはあの人は私のこと好きじゃないってことなんだよ」

えっそうかなあ!と振り返って立ち上がりそうになった

が、何あの人!怪しい人だ!怖いんだけど!とびっくりさせたくないのでやめた

なるほど、好きの定義も人それぞれだから、優先順位1位であることを好きと定義したら、台詞のような解釈になるわけだ

でもそれ、辛くなりそうだなと思った

その人の優先順位なんてその人のものだし

時期によって優先順位は入れ替わる

それなのに他人の優先順位で愛を定義してしまったら苦しくなるに決まっている

それに、即座に反応しそうになったのは、心当たりがあったからだ

小さい頃や若い頃の恋愛はごっこみたいなもんだとか、遊びにすぎないとよく言われる

それ自体は否定できないけれど

恋に恋してて別にたいして好きじゃないんだとまで言われると

少しムッとしてしまう私がいる

あとは学生時代の友人関係なんて続くもんじゃないとよく言われる

それ自体はやはり否定できないけれど

本当に相手のことを好きだから友達になるわけじゃないでしょ、とまで言われると

やはりムッとしてしまう私がいる

何が言いたいか?

好きは好きでしょう!!と!!!

その時々でやむを得ず一緒にいる相手もいるっちゃいるけど、本当に好きで一緒にいる相手だっているでしょう!!と!!!

私がロマンチストなのかなあ

でも心の中の純度高めの「好き」の存在まで否定されちゃうと寂しくなっちゃうよ

あの頃

学生の頃、勉強が第一優先だった

その頃から勉強は情報戦で、そのために人間関係はある程度円滑である必要があった

言葉を選ばずに言えば、好き嫌いでとやかく騒いで、トラブルを起こして、誰かに足を引っ張られるわけにはいかなかった

あの頃、好きかどうか「だけ」で人間関係を選んで決めていくのは困難だった

大人になって性格の合う人や好きな人に囲まれることを選べるようになったのは、それを第一優先に近いところに置けるようになったからであって

置くことを選ぶようになったからであって

あの頃、優先順位を上げられなかったからその人のことを好きじゃなかった、そんなわけないし

事実そう見られていたとしても仕方ないしその人たちに対して弁明する余地はないんだけど

間違いなく心は好きだったんだ

だから思うんだ

優先順位を上げられないから好きじゃない、なんてことはないんじゃないか

でも、優先順位を上げられないから好きじゃないんでしょって思われることはよくあるだろうし、

そう捉えられても仕方ないし、そう捉えられることを諦めることを選択してまで何かを優先した私がいたのは間違いない

相手に「好き」が伝わらなければ仕方ない

そう言われてしまったらその通りだって答えるだろう

でもそれでも、心の中、本当はあなたと一緒にいたかったなというぽつんとした叶わなかった願いがあるから、今度はそれを叶えられるように生きたいと動けるんだ

その時一緒にいたい人と一緒にいればいいと言われたら、それはもうその通りなんだけど、それを第一優先にできない瞬間がある

いや、第一優先にしないことを選ぶ瞬間がある

だからもし、あなたが、「自分が優先されてないから離れる」と言うなら、それは賢明な判断なんだろう

待っていたら優先順位が上がるかもしれないし、待っていてもしばらく上がることはないかもしれない

だから賢明なのかもしれない

だけど、「優先順位が上がらないから好きじゃない」は否定したいな

どうしてもこのもやもやと切なさを残しておきたくて、書きました

また文章が浮かんだら書きます


ありんご



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