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仕事(占い師)をしていく上で意識していること

この仕事(占い師)をしていて
意識していることは数多くあるのですが
「助けたい」という言葉は、あまり使わないように
意識しないようにしています。

この言葉、依存関係を生んでしまいやすいんです。
メンヘラホイホイになりかねない危険なワード。
メンヘラホイホイはやがて自分(占い師自身)のメンヘラも
発動しかねません。
否、自分のメンヘラ箇所を発動しているから
ホイホイしてしまうのかもしれませんね。
ヤベー言葉なのですよ、助けたいって。

私の鑑定スタイルなどは
鑑定スタイル
職業:占い師
占いはエンタメであり風俗である
をご一読ください。
自分が経験して生まれたメニューは
孤独な起業家の心をサウナ並みに整える<心のコンサル>
になります。

占い師になる人って
基本的にこじれていると思うんです。
順風満帆ではないっていうか(あくまでも当社比)
なにか闇を抱えたことがある人がなる職業なのかな?
と思うんですよ。ほんと、あくまでも当社比なんですが。

私が占いを教わった先生方は
「助ける」などのワードを使うタイプではなく
占星術研究家の方が多かった。学者肌というのかな?
だから、占い師というよりも占術家というのかな?
占い師と占術家の違い、わからないんですけどね。
占いを学ぶ上で
育った環境が「助ける系」ではなかったんです。
※もちろん、私が教わった先生方に、
誰かを助ける気持ちがゼロだったとは思っていませんけどね。
私も助かった~と思うところが多かったから。

占い師になろうと思ってなったわけではなかった私ですが
素地はあったんだと思います。

人に頼ることが苦手で、勝手に荷物を背負い込むタイプの私。
日々、100キロオーバーの荷物(あくまでもイメージ)を背負って
ヒーヒー生きてきました。
今も過積載な人生を送っていると思いますが
たまたま頑丈だったので生き延びています。

100キロを徐々に150キロに増量して、さらに増量して
生きていた私ですが、
試行錯誤をして徐々に荷物を下ろすことができてきました。
悪性化確定のポリープが出来たり
心療内科に通って安定剤を飲むような生活をしたり
怒鳴らないと話せなくなったりなどあり
「あ、これりゃ人生過積載だわな」と気づいたんです。

さまざまな方法を試して、
荷物をおろすこともできるようになって
しばらくしてから占い師になりました。

占い師になってからたくさんの方々とお話をしていると
毎日、ヘビーな筋トレをしている人がたくさんいることを知り、
「あ、私だけじゃないんだ」と思ったし
この人たちが背負っている100キロの荷物を
少しづつでも軽くできたらと思って仕事に取り組んできました。

私はたまたま頑丈だったので今も生きていますが、
重さに耐えられなくて
病に倒れた人や自らの存在を消した人も多く見てきました。

その人数は医療従事者の比ではないと思うから
大した人数じゃないかもしれないけれど、
今の仕事をしていなければ知らなかったことも多かったです。

重篤な病の治療をキチンとせず、ある日突然
来なくなったお客様は元気なのだろうか? と今でも思うし
お客様と一緒に法テラスにいったり
婚姻届けや離婚届を取りに区役所にいったこともあります。
※各種届って、どこでもらっても同じ書式なんだねと知った。

友人が自分の背負った荷物に押しつぶされて
亡くなったと聞いたときは
「なんでもっと早く会おうと約束しなかったんだろう」
と思うこともあったし、
「もっと会っておけばよかった」
と思うこともたくさんありました。

私になにができるわけでもないが、救える命は救いたい。

私のところに来てくださるお客様の多くは、
ガッツがあって背負った荷物をぶん投げる気合の入ったタイプの方が
多いけれど、それでも苦しくないわけではない。

その方々と長い間つき合って、
その人に適したやり方で荷物を下ろすことを手伝ってきたので、
多くのお客様の荷物はだいぶ軽くなっていると思います。
いや、思いたい。そうであってほしい。

占い師の仕事は、
誰かが困ったり苦しまないと儲からないのかもしれないけれど
それでも、たくさんの方の背負った荷物を軽くするために
私はこれからも多くの人とかかわり続けたいと思います。

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