不安と不満

不安と不満?

旧社会主義国での政治ジョークにこんなものがあります。

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◇ 神は、社会主義国の国民に対して、 (1)賢さ、(2)誠実さ、(3)党派性 の3つの資質を用意した。しかし、ひとりに3つ全てを同時に与えることはなかった。つまり:

● 賢くて誠実な人間は、党を信用しない。

● 誠実で党に忠実な人間は、賢くない。

● 党に忠実で賢い人間は、誠実でない。

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これは、サラリーマンでも当てはまりそうです。

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◇ 神は、サラリーマンに対して、 (1)賢さ、(2)誠実さ、(3)忠誠心 の3つの資質を用意した。しかし、ひとりに3つ全てを同時に与えることはなかった。つまり:

● 賢くて誠実な人間は、上司の言うことを鵜呑みにしない。

● 誠実で、どの上司にも忠実な人間は、賢くない。

● どの上司にも忠実で賢い人間は、誠実でない。

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この3タイプの違いって何だろう? と考えて、思いついたことがあります。

私は、不満を抱えて暮らすよりは、多少不安なことがあっても挑戦することを選びます。でも、将来の不安を抱えるくらいなら、多少の不満は飲み込んで暮らしたい、という人も多いとは知っています。

不安も不満もない人生などというのが現実的にはない以上、不安を不満よりも嫌うか、不満を不安よりも嫌うか、より精神的なストレスの低い方を求めているのではないでしょうか?

例えば、党派性・忠誠心が大事な方は、どこかで安定性を求めている気がします。不安を抱えるよりは、多少の不満は飲み込んで組織のために頑張ろうとするのではないでしょうか?

逆に、党派性・忠誠心が希薄な方は、自分の信条・感情に素直に生きていける。自分の判断や能力を信じているから、多少の不安があっても(他人のふんどしで不満タラタラで暮らすよりは)未来も明るくできると信じて頑張れる、ということなのではないかと思います。

いづれにしても、相手の価値感が分からず「何を言っているか分からない?!」となるよりは、相手がどういうタイプかを早い段階で見抜き、違いを楽しむのが、楽しくチームプレイを行うコツです。

自分や、周りの人のタイプを見直してみては如何でしょうか?






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