就活の記憶の数々

かれこれ10年くらいたちますが、かつて私も就活をしました。氷河期が終わり、そこまで求人が少なかったわけでは無いですが、売り手市場でも無く。30社くらい受けたのかなあ。

就活は、日々イベントの連続。断片的に覚えていることは結構ある。

RADWIMPSのコンサート中に面接結果の電話が鳴り、慌ててロビーまで走って電話出た思い出。当時結構好きだった「シュプレヒコール」の途中で、電話を恨んだ記憶。

面接で「あなたは合格です」と言われ、浮かれて友達と夕ご飯に行き、注文してたら電話が。何故あの時すぐに電話出れなかったかは記憶無いけど、出れなかったらその会社はお祈りになってしまった。電話に一度で出ないってのはそこで足切りなんだなと感じた。

私は面接前の緊張をほぐすため、大体待合室の就活生に声をかけてお喋りするようにしてた。(相手はウザかったかも…。)とある会社の面接前に話した子がすごく気が合って、「出会うのがここで無ければ!!」と思った。その子のバイト先が有名なお惣菜チェーンで、未だにその前を通るとその子を思い出す。

新宿の高層ビルで面接があり、徒歩20分と記載が。不安は的中。新宿の高層ビル多すぎだし、ビル名がだいぶ近寄らないとわからん。面接時間が近づき焦る焦る。私はタバコ屋に飛び込み、おばちゃんに道を聞いた。すると即答が返ってきた。以来、タバコ屋のおばちゃん一番道に詳しい説を支持している。

お昼ご飯を外食で一人で食べることに慣れていなかった私は、ファーストフードばかり行っていた。面接前にハンバーガーを食べるあの頃の無鉄砲さが今は羨ましい。案の定トマトをスカートに落とし「やべっ」となったものの「座ってるしバレないな」と思った記憶。

面接官の名前を間違えて、おそらくそれが原因で落ちたことも。振り仮名ふっといてよ。

グループディスカッションは合格したときは大体、このグループでもっと話したいなと思った時。結論じゃなくてチームとして短時間で醸成できてるかを見てるんだと思った。

今の会社の最終面接。「志望動機それだけ?」と言われた。「ダメだったなー」と思ったら1週間後に内定。補欠合格だったのかな。

アドバイスなんて出来る立場ではないけど、言葉に嘘があると見透かされてしまうってことは結構ある気がする。あと、もしその会社に入れた場合、志望動機はそのまま引きずられるので、やりたいことを(例えリスクを犯してでも)やりたいと伝えた方が良いと個人的には思う。少しでも自分にとってプラスなスタートラインに立てる…かもしれないから。私は会社に寄せまくりESを書いていたけど一向に内定出ず(それは自分の技量の問題なんですが)ある日吹っ切れてやりたいことを素直に書いてみたら面接がすごく話しやすくなった。「これで落ちても悔いはないな。だってこれが私のやりたいことだし。これをやれないならこの会社入っても仕方ない。」と感じれるようになった。そして結果、内定もらい関連部署に配属になった。まあ、入社後のギャップありまくりでしたが、それは仕方ない。入らないとわからないことが95パーセント。

(ただただずらずら記憶の引き出しから、物を引っ張り出して散らかしただけになってしまった。)

就活は大変。心身ともにしんどい。情報量も多いしパンクしそうになる。周りは凄いって圧倒されることもある。もししんどいなら、一日二日、立ち止まったって平気なもんです。頭を整理すること大事。自分の心身大事。100社受けて50社内定もらっても1社しか入れないのだから。何社内定もらったか、なんて社会人になったらその数字に価値は無いです。それに就活生のポテンシャルは半端ないので、就活時色んなスキルがゼロでも全然問題無いって個人的に思います。

たくさん自分に向き合って、納得のいく結果が得られることを祈ってます。

#就活体験記

この記事が参加している募集

就活体験記