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喧しくないハロウィンを振り返って。

2023/11/02

今年のハロウィン、渋谷に行ってきた。コスプレをして。ちなみちにコスプレしたキャラクターは「推しの子」の「星野アイ」だ。

六本木に住んでいる友達の家でコスプレの準備をした後、渋谷に向かった。さすがにコスプレしたまま電車に乗るのは気が引けるため、タクシーを利用した。

21時半。宮下パークの近くでタクシーを降りた。渋谷は人の波でごった返していた。といってもいつもの渋谷の人の量と変わらない印象だ。唯一違う点は、仮装をしている人が多いぐらいだろう。だが、それでも例年のような仮装行列ではない。面白半分で参加する人や通行人が多い印象だ。

びっくりしたのが、写真を一緒に撮ってほしいと声をかけられたことだった。最初は数回ぐらいかなーと思っていたが、歩くたびに声をかけられる。まるでディズニーのキャストになった気分だ。とにかく通行人との写真撮影に引っ張りだこ。日本人というより観光客からが多かった。おそらく渋谷ハロウィンの仮装を見るために来たのだろう。渋谷ハロウィンが世界でも有名になっていることはなんだか誇らしい。


センター街に入ると、仮装姿の人が目立ち始めた。アニメや映画のキャラクター、着ぐるみを来た人、被り物や耳カチューシャだけの控え目な人など。

五条悟は何人もいた。(あれ、封印されているはずじゃ…)。星野アイは意外と見当たらない。最近話題になったアニメキャラの他に、スパイダーマンや恐竜、ピカチュウも何人かいた。

渋谷センター街では、柵が設けられ、一方通行だった。警察官や警備員が、強い口調で移動を促す場面が多く見られた。交通規制も功を奏したのか、歩行に困ることもあまりなかった。渋谷区や警察などによる「厳戒態勢」は、一定の効果を上げたといえる。

行きのタクシー運転手から教えてもらったことは、終点間際はみんな使うため、タクシーを拾えないだそうだ。その後の時間帯も難しいとのこと。警備の厳しい今年のハロウィンでさえ、土日はかなり混んでいたらしい。

そのため、23時半には渋谷から撤退。Uberでタクシーを呼び、スクランブル交差点を颯爽と走る。カオスな人並みを窓の中から見る。ブルジョアジーな気分だ。

今年はある意味、「穏やかな」渋谷だったと言える。残念なことは、ユニークな仮装をする人が少なかったことだ。もう少し、知性とセンスが光る「とんちの効いた仮装」が見たかったな…。来年は池袋にでも行こうかな。


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