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Z世代に学ぶSNS活用術

<今日は調査・レポートから>

今回はnoteに「つぶやき」投稿した内容の深堀りです。

デジタルネイティブなZ世代のSNSの使い方から、プロモーションの中心になりつつあるSNSの使い方のヒントを学びたいと思います。

出典はSHIBUYA109エンタテイメントの若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab」によるZ世代(15~24歳)の調査レポート「Z世代のSNSによる消費行動に関する意識調査」です


■SNSは使い分ける

広告やPRを実施する時に“とりあえずSNSのどれか使ってみましょうか”みたいなこと、やっていませんか。

Z世代はSNSを以下のように用途に合わせて使い分けています。

●Twitter:自分の興味があることを知る
●Instagram:友だちの近況を知る
●TikTok:ネタ・おもしろ系・暇つぶし
●動画配信:アーティストや曲などを見る・聞く

広告・PRを仕掛けるなら、上記の傾向を踏まえて、SNSの選択、クリエイティブの設計する必要があります。

■新商品は SNSで知る

新商品認知経路の TOP3のように全てSNS

1位 Instagram
2位 Twitter
3位 動画配信サービス

上記に続いて4位が「TV 番組 ・ CM」。
特に女性は約 70%が「Instagram」となり男性の約 2 倍。

女性をターゲットにした新商品プロモーションならば、もうInstagram抜きには成り立たなくなっています。


■約 60% がインフルエンサーの紹介商品を購入

購入する商品選びの時にインフルエンサーが紹介したものを選ぶ割合が60%というのですから驚きです。

それも●●さんが紹介していた●●という商品‥と指名買いになるのですから価格競争にもなりにくいわけですから、利益もしっかり確保できそうです。

ただ、人気のインフルエンサーだったら何でもいいわけではなく「紹介のわかりやすさ」がポイントとなっているようです。

インフルエンサーの人気はもちろんですが、丁寧な商品説明が情報として重宝されていることが明らかになりました。

■女性はSNS、男性は広告&検索エンジン

商品・サービスに出会う経路を見ると、男女での違いが明らかでした。

●男性は広告&検索エンジンを使用
●女性は SNS を使用

男性は依然としてTVCMでの商品との出会いや、検索エンジンでの検索行動していますが、女性の消費行動は、よりSNSによる情報収集が活発です。

さらに検索ワードについても、女性は具体的なワードで検索しているのに対し、男性は抽象的なワードで検索していることが多くなっています。

SNSを活用した情報収集スキルにおいて、男女差があることが今後も注目ポイントです。

■動画による情報収集が今後より主流に

Z世代にとって SNS はコミュニケーションツールであり、最も身近な情報収集場所。

買い物に「失敗したくない」という気持ちが強いので消費行動における情報収集を慎重かつ入念に行う傾向にあるため、商品を紹介してくれるインフルエンサーにも信頼を求めています。

動画での情報収集が増加している背景として、SNS での動画接触が増加しているだけでなく、加工や修正が少ないリアルな状態を見られることもあげられます。

■SNS利用はこれからも増加

ここまでZ世代に学ぶSNS攻略ポイントについて報告しましたが、最後にSNSそれ自体についての調査報告です。

これからもSNSを使っていきたいという利用意向は、現在も増加中です。

動画配信サービスでは約 60%、Twitterや Instagram も約 40% が「昨年に比べて閲覧する機会が増えた」と回答。

TikTokも約半数が使用しており、約 20%が「閲覧機会が増えた」となっています。

デジタルネイティブなZ世代の情報収集&コミュケーションで主流となっているSNSのトレンドは、間違いなく私たち上の世代に波及していくと思われます。

広告、販促、PRに関わるみなさん、SNSにしっかり取り組んで行かなければいけませんね。

シニアである私も頑張ってついていきたいと思います。

(有馬)


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