スケープゴート深夜帰宅の抜き足差し足@hss型hsp、解離性障害、アダチルの私の体験
物心ついた時には
自分が遅くに帰ったとき
ドアを開けるために鍵を刺すときも
ドアノブを回す時も
カチャリ
と音ができるだけしないように
ゆっくりまわし
ドアを引き
音か鳴らないように
そっと締め
廊下は
抜き足差し足
部屋のスイッチ押すのも慎重に
と
まるで
泥棒のように
必要以上に気を使い
音を
存在を
消すように努めていた
それがいつからか
当たり前になっていた
そうしろ
と言われたこともない
そうしなきや
と自覚的に考えたこともない
そんな自分に気がついたとき
これは
寝ている親を
起こさないように
という
優しさ
気配り
から自分はやってるのだと
思った
でも違った
あるとき
一人暮らししていた兄が帰郷したとき
夜中だろうがドタバタと帰って音を立てる
親が起きてしまうと
私が気が気ではなかった
親を起こす
=親を怒らす
=親の機嫌を損ねる
このことに
一番寛ぐはずの
我が家にいながら
いつも神経を張り巡らせていたのだと
38くらいになってやっと
気がついた
無自覚だったが
親が同じ環境にいることが
無意識に怖くて
無自覚に身体に力が常に入っていた
旅行などで親のいない実家が
一番気が楽だった
だからか私は
一人暮らししている今でも
落ち着くカフェを探して
安心の場を探して
難民している
安心の場難民だ
すでに
家=緊張
となっているのか
一人暮らしなのに
いまだに落ち着けない
まあ、実家よりましだが…
母親のいる実家に帰省してするときは
今だに1週間もたない
ほぼ毎日近所のカフェを転々とし
母親に
「あんたどこほっつき歩いてるの」
と
言われるが
特定され
つけまされないように
内緒にしている
親がいると
気が休まらない
もう疲れたな…
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