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相談の現場から|何も言えなかった…悔しさばかりが募る

LINEのオープンチャットで愚痴を聞いている。

こんな相談があった。

【相談者】よく感情的になった人が仕事に関係ないことで嫌な言葉を自分に言ってきたり、人のやったことを自分のせいにされたり、シフトを勝手に変えられてなにも言えなかったことがありました。
そういうことが重なって、休みの日も仕事のことを考えたり、被害妄想が酷くなってあの人は私をやめさせたくて辛く当たるんだろうなと思って、どんどん孤立していきました。
いま考えるとどうして言えなかったのか悔しさばかり募り、その事を考えてしまいます。
また就職して同じことになりそうなのが辛いです。改善するための方法を教えて欲しいです。

【IRODORI】相手の様々な行動が自分を辞めさせる意図があったと感じたんですね。辞めさせたいからかもしれないし、そうでないかもしれません。家庭でムシャクシャする事があったり上司に怒られて八つ当たりしていたのかもしれません。
・嫌な言葉
・シフトを変える
・相談者さんのせいにされる
とのことですが、その時相談者さんはどう返していたのでしょう?
明らかに自分がやっていない事に対して真実でない事を言う人に対して
「違いますよ。」
と言えなかったのは、そう指摘する事でどうなると相談者さんは想像していたのでしょうね。
言い返すと、相手の間違いを正すと更に攻撃されるのではないかと恐れていたり、逆に自分の至らなさを暴露されたり、など恐れは人それぞれです。
「誰かに何か言われても反論したり自分の意見は決して言わない」と決めている事が相談者さんを苦しめている元凶です。それが何か分かるといいですね!

【相談者】お返事ありがとうございます。
嫌なことを言われたときは、黙っていたり、そっけない反応をしていました。シフトを変えられたときは、突然のことでしたが、理由をきかずにその通りに変わってしまいました。
その時自分はミスが多く、職場に迷惑をかけていたので直接いうことで衝突することが怖くて言えませんでした。
言い返すと倍返しで言われたり、自分ができていないところを強く言われるようになっていたと思います。その結果孤立すると思ってやってませんと言えませんでした。
今回聞いていただき、自分が結果的にどんな状態から回避したかったのかがわかりました。
ありがとうございました。

恐れがあって「言わない」「行動しない」を自分が選択している。
と、気づくだけでも自分の苦しみを俯瞰して見れる。

すべての怖れは錯覚である』と本「ザ・ミッション」に書かれていて唸った。そうかもーーー!この前提に立ってみると、見える景色が変わる。

「恐れがあるけど、錯覚かもしれない」
→「どんな恐れを持っているのか具体的にしてみよう」
この思考を繰り返すことをおススメしたい。

自分が何かを選択している時「メリット」のある方を選んでいる。
・言い返さないメリット
・今の状態を維持しているメリット
「それを選んでいる自分」を”良いか悪いか”ではなく、”受け止めること”が次へのステップへ繋がる。

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