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ありのままとわがままの違い     コラム9


今日のネタは、私が以前勤めていたトータルカウンセリングスクール(TCS http://www.e-tcs.com/ )から拝借したものです。

ありのままとわがままの違いは何か?この問いに、私の大先輩の金藤晃一先生は、「ありのままは『ありのままでいい』と思えること。わがままは『ありのままでは嫌だ』と思っていること」と教えてくださいました。

ありのままで生きている人は、自分が自分で在ることを喜んで生きているので、自分でない何かになろうという必要性を感じない。一方でわがままに生きている人は、必要以上に自分を大きく見せたり、過度に他人に媚びたりしてしまう。さらに教えていただいたのは「本当の成功は自分が自分であることを喜んでいること」ということです。

ありのままに生きることは幸せにつながります。なぜならそれは自分を最高に生きることだからです。どうあがいても他人にはなれないのに、他人になるようにしつけられて育ちます。元気な子は「おとなしくしなさい」といわれて育ち、おとなしい子は「もうちょっとハキハキしゃべりなさい」といわれて育つ。

そうすると、もともと持っているものを出さないような生き方を選び始めるわけです。そして、子どもは親が思う「おりこうさん」に育つわけです。小学校の先生への調査で、「教師の注意や叱責に反抗する」、「テストや配布物を破る・捨てる」、「すぐカッとなって手を出す子が増えた」というものは1998年に比べて減っているものの、「『よい子』をふるまう子が増えた」、「いじめが広がっている」、「学校で禁止されたものを持っている」は1998年より2019年の方が増えているという結果が出ています。個性を大事にする教育を旨としながら実は、そうはなっていない実態が見えます。


ありのままから遠ざかるような事態が、教育の世界でも起きているのは非常に残念なことです。あり会の基本的なスタンスは、一人ひとり違う存在であり、それぞれが素晴らしい人であるということにあると思っております。誰かが思う「よい子」という型にハマろうとするのではなく、本来、自分は自分であって良いという最もフィットする自分で在るために、今日も自分の存在、気持ち、行動に感謝しつつ歩んでまいりましょう!

金藤先生の動画のリンクを貼っておきます。これを見ると、今日の記事はまんまじゃないかと思われるかもしれませんが、そうしたいくらい素晴らしく端的な内容なのでぜひご覧ください。


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