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ちょっと思い出しただけって

お疲れさまです。
待ち時間が長くて。

テアトル新宿で『ちょっと思い出しただけ』を観ました。
『愛がなんだ』とか『花束みたいな恋をした』とかあの類のものが苦手で、あるいは好きだというタイプの人になりたくないという気持ちが強く、今回も苦手と言うために観にいった。

RADWIMPSも有川浩も咲坂伊緒もブルー・バレンタインも本当は好きで、繰り返し手にとっているが、人にはOASISと三島由紀夫と大友克洋とパルプ・フィクションが好きな男だと思われたい。

そんなわけで今回もコソコソと一人で地下へと向かった。相変わらずモスキートーンがうるさい、まだまだ若いと安心する。

開場前には人だかりができていて、注目度の高さを実感する。同じ靴を履いてる人がいてテンションがあがった。

篠原篤がめっちゃ良かった、優しさに溢れていた。ニューヨーク屋敷のシーンもそうなのだが、いいとこで小笑いを作ってくれているので派手な起伏がなくても集中して観れる。

文字通り、色々ちょっと思い出しながら観ていた。思い出したところで、前進も後退もすることはない。
共感を生む映画ってどうなんでしょう?
分かる〜ってなって終わりみたいな

ちょっと思い出してあの頃は若かったしね〜とか楽しかったねぇみたいな言葉で丸め込んで楽しかった思い出の一つで片付けるやつにはなりたくない。そんな葛藤をお二人にも感じました。

帰り道にクリープハイプを聴きながらいつもと違う道で帰ったことは絶対にバレたくない。
T.Rexを聴きながらダッシュで帰りました。

#ちょっと思い出しただけ

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