リモートワークが始まると思ったか？　実は自宅待機だ！

2020年04月01日　水曜日

「作業できるＰＣって持ってる？」

志村けんさんが亡くなった週の水曜日、いよいよ東京がロックダウンだ緊急事態宣言だの騒がれ始めていたころ。それでも福岡は最初に感染が確認された数名以降は音沙汰がないままで、まだまだ対岸の火事といった感覚しか持てない状況下でした。
そんな中、出社してきた社長から、の第一声がこれでした。

　開発のメインチームは福岡県外で、福岡の事業所にいるのは社長と先輩Ａ氏、わたしの3人所帯。その中でJRと地下鉄を乗り継いで片道約1時間で通勤しているきているのは私だけ。二人は近所に住んでいて自転車通勤が可能な範囲です。　そう、コロナに引っ掛かり易いのがわたしだけだったんですね、これ。

　東京もどんどん感染者が増加していて、もう当面増え続けるのは目に見えてる。福岡も、どのタイミングで爆発するかわからないから、早めに対策を打つことにして、県外チームは既に今日から順次リモート出勤に移行しているとのこと。

　「反応速っ！」
そう思いましたが、福岡で新たな感染者が確認された翌日から倍々ゲームで報告数が増えていくなんてのは、東京の状況を見てれば想像つきますし、自分が罹患するのも、福岡の他の二人が罹患する原因になるのも避けたいところではあります。
幸い家にアドビソフトがひと通り使え、それが適度に動くＰＣがあり、ネット環境もあります。なんなら県外メンバーとは日頃から電話やスカイプでやりとりしてますし……あれ、これもう既にエア・リモートワークじゃないですか？

　そういうわけで木曜にPC持参して仕事環境を構築/移設して、金曜から自宅でリモートワークということになりました。
なお水曜日にでた懸念

「ノートPCはありますが、持ってくるためのバックが無いかもデスネー」
「まじか」

2020年04月02日　木曜日

　ノートPCが収まるバック、ありました。ノートではあるが外出時に持ち歩くの前提ではない重量/サイズのノートとACアダプタ、マウスを抱えてご出勤です。

　幸い15時までで担当箇所の作業に目処がついたので、そこからお仕事環境を構築しました。とは言っても、仕事でよく使うブックマークを移したり、クリップNOTEのデータを移したり、会社の環境にアクセスできるか確認する程度。PC内に置いていたデータ類もネットにアップして、最悪他の人も触れる状況にして終了。

　帰りに、平日はほとんど寄らない、よく行くワインバーで一杯。　　
　　「明日からリモートワークなんですヨー」
　　「うち、見ての通りガラガラで三密からほど遠い状況なので、土曜日は来てもらっても全然Okですヨー！」
　　「まじか」

2020年04月03日　金曜日
リモートワーク勤務：1日目

　始まりましたリモートワーク生活。以下がその日の動き。

　　朝7時に起きて、歯磨き洗顔、仕事に行くときの服装に着替えて、
　　朝ご飯食べて、
　　近所を30分ほど散歩して、
　　新聞読んで、
　　8時45分にはPC前に着席、
　　スカイプ越しにおはようございますと挨拶をして、
　　9時にスタート。

…いつも通り過ぎて感慨も何もない！？

　そんな事を言っておりましたら、11時位に頭痛が激しくなりすぎて、バファリンの優しさにすがってみたが回復せず。「あっ！」と思いついてエアコンめっちゃ暖かくしたら回復。

　お昼を挟んで19時までペソペソ仕事を行いつつ、ご飯の時間になったのでスカイプで今日は上がる旨を伝えてスカイプ離席。

　晩御飯を食べた後、30分ほど散歩してPC前に座り19時つつ、仕事に関係あったりなかったりな作業をしながら、12時にはベットに潜り込みましたとさ。

教訓：作業環境（室温）はかなり大事。お外は小春日和でも古い家屋の室内は寒い！

2020年04月04日　土曜日
　土日はお休みです。

ホントに人が少ないJRに乗って福岡市内へ。既に大きな商業施設も自主休業にはいったり、ギャラリー併設のカフェも店頭販売のみで座って一息つく場所がないまま、もくもくと市内を徘徊しまくって閑散とした市内の様子を眺めつつ、いつものワインバーへ。

「来たワヨ」
「ようこそ、世界が終わる3歩手前の世界へ」
「すでに片足はズブズブですな」

常連もほとんど来ないという、なかなかアンコモン（レアではない……）中、店長と男二人でペソペソ酒を飲み、終電にて帰宅。

2020年04月06日　月曜日
リモートワーク勤務：2日目

お昼まで金曜日のコピペ。幸い頭痛は発生した瞬間にエアコンぶん回したので大事に至らず。

　お日過ぎに会社の代表から電話。リモートワークに切り替わって、どんな感じか確認なのかな～と思いましたら、

「2週間目処に自宅待機で！　給料8割払うから、出歩いたりは無しで！」
「おおぅ」

　まさかの自宅待機と相成りました。
おそらくコロナの影響で経済活動が鈍化で受注数ダウンを見越して、補助金の申請をする都合で一部スタッフが稼働していないことにするの感じなのでしょう。　多分、残って稼働する人の負荷が酷いことになりますが、経営者が困るのは会社自体が無くなることなので。

そんなわけで、リモートワーク勤務は2日目で終了！
新しく自宅待機生活がスタートすることになりましたとさ。

4/01の私「まじか？」
4/06の私「まじだ！」

よもやコロナの影響で1週間も経たずにここまで自分自身の状況が激変するとは思いもしませんでした。このまま既定路線で進むのか、さらに転がってしまったのか…それはまたの機会に。