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Tesla テスラ $TSLA Q4-21 決算

決算

◯売上:17.72B vs 16.35B
◯EPS:2.54 vs 2.26

ガイダンス

売上:発表なし (vs 16.66B)
EPS:発表なし (vs 2.08)

売上

売上はアナリスト予想を8%ビートで相変わらず素晴らしい成長率です。
全体の成長率は+65%、自動車販売の成長率は+70%です。
売上比率は低いですがリースの成長率は+124%です。

Non-GAAP EPS

EPSはアナリスト予想を12%ビート。
前年同期比3倍以上です。
売上成長率よりもEPS成長率のほうが伸びているのは良いですね。

売上に占める費用

COGS(Cost of Goods Sales):売上原価
R&D(Research & Development):研究開発にかかわるエンジニア人件費などに関連する経費
G&A(General & Administration):コーポレート部門の人件費やその他一般管理費などに関連する経費

R&DとSG&Aの比率はずっと横ばいです。
原価率が下がれば下がるほど営業利益が上がる構図になっています。

粗利益

前期比でみると横ばいですが、前年同期比はかなりの改善です。

営業利益

営業利益率も同様に前期比で横ばい、前年同期比でかなりの改善です。

純利益

純利益率も同様に前期比で横ばい、前年同期比でかなりの改善です。

EBITDA

EBITDAも順調に伸びています。

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローも順調に伸びています。

フリーキャッシュフロー

フリーキャッシュフローも良いですね。

バランスシート

バランスシート拡大が続いています。

ROEデュポン分解

ROE(Return on Equity)は投資家が透過した資本に対して企業がどれだけ利益をあげているのかを示す指標です。ROEが高いほど経営効率が良いです。
ROE = 純利益 ÷ 自己資本
         = (純利益 ÷ 売上高) × (売上高 ÷ 総資本) × (総資本 ÷ 自己資本)
         = 売上高純利益率(NPM) × 総資本回転率(AT) ×財務レバレッジ(EM)

ROE(TTM)は19.3%です。
純利益率と総資本回転率が上昇し、財務レバレッジが下落しており、理想の形でROEが改善しています

生産台数

納車台数

生産台数と納車台数は事前に発表済みです。
アナリスト予想を17%もビートするサプライズでした。

私見

売上・EPSともにアナリスト予想をビートし、売上+65%、EPS+218%という文句なしの決算でした。
ただ、生産台数が事前に発表されていたので、好決算はある程度織り込まれていました。
AHで一時 $880.79 (-9.3%)まで売られていましたが、その後プラ転しています。
サプライチェーンが制限要因となり生産能力が下がっており、2022年まで続きそうとのことで下がっていたようです。
他には前期比で利益率があまり改善しなかったことが原因でしょうか。

$TSLAの重要指標は生産台数及び納車台数です。
需要は十分あり作ったら作っただけ売れる状況のようです。
なので需要よりも供給サイドが問題になります。
大きすぎる需要に供給が追いつかないと期間損失に繋がっていまいます。

今後はベルリンとテキサスの工場が稼働予定なので、どんどん増産していけると思います。
ただし、半導体不足は2022年末まで続くようなので懸念点はあります。

$TSLAは地球上で唯一EVの量産に成功している企業です。
EV量産こそが$TSLAの最大の強み(モート)になっていると思います。


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