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Amazon アマゾン $AMZN Q2-22決算

Q2-22決算

⭕売上高:121.23B vs 119.09B
➔ YoY +7%
❌EPS:-0.20 vs 0.13
➔Rivianの評価損失を除くと0.18

Q3-22ガイダンス

⭕売上:125.0〜130.0B vs 126.42B
➔ YoY +13〜17%
❓EPS:なし vs 0.32
・営業利益:0〜3.5B

トピックス

  • 売上高成長率1桁が続くが、Q3-22は2桁成長のガイダンスが示される

  • AWSの売上高成長率はYoY +33%と堅調

  • Rivianの評価損失は -3.9Bドル

売上高

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アナリスト予想を下回りました。

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AWSは堅調に成長しています。
Internationalの減速が続いています。

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メインのオンラインストアがYoY -4.3%となりましたが、実店舗は+12.5%となりました。
広告事業はYoY +17.5%と急成長しています。
Facebookの広告事業YoY -1%、Alphabetの広告事業YoY +12%、YouTube YoY +4.8%と比べると強い成長です。

Online stores:-4.3%
Physical stores:+12.5%
Third-party seller services:+9.1%
Subscription services:+10.1%
Advertising:+17.5%
AWS:+33.3%
Other:+131.1%

EPS

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Rivianの評価損失 -3.9Bドルが含まれています。
これを除いたEPSを計算すると0.18ドルです。

売上高に占める費用

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前年同期比でCOGSは低下していますが、それ以外は増加しています。
Andy Jassy CEOによると「燃料費、エネルギー費、輸送費のインフレ圧力は継続しているが、前四半期で言及した制御可能なコスト、特にFulfillment(商品の受注から決済に至るまでの業務全般)の生産性は改善している」とのことです。

営業利益

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営業利益はYoY -56.9%で、過去2年間で見ると最低水準です。

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営業利益が過去2年間で最低となってしまった原因はInternationalの営業赤字拡大です。
Q3-22の営業利益のガイダンスが0〜3.5Bドルなので、Q3-21の4.9Bと比べるとまだマイナス成長の見込みです。
Q3-22のAWSの売上高成長率+30%、営業利益率を30%と仮定してざっくり計算するとAWSの営業利益は6.3Bドルです。
North AmericaとInternationalで3.3〜6.3Bドルの営業赤字を想定しているガイダンスなので、かなり保守的なガイダンスだと思います。

純利益

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Rivianの評価損失 -3.9Bドルを足すと純利益は1.9Bドルです。
それでも過去2年間でみると最低水準です。

営業キャッシュフロー

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営業CFはYoY -29.5%です。

AWS

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AWSは堅調に成長しています。

私見

人件費や輸送費などのコスト上昇によって売り込まれていたAmazonでしたが、最悪期は過ぎたとも思われるような決算でした。
過去3ヶ月で見るとGAGAMの中で最も早く下げていたぶん、リバウンドも早いかもしれません。


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