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21.3日後の話。

(※「21、3日後」じゃなくて「3日後の話。」です。)

 「3日後に子どもたちを連れて帰る」と言われ、子どもたちが連れて行かれてしまったあと、一切の連絡がつかなくなりました。何度も電話したり、LINEしたりしましたが何の返事も、折り返しもありませんでした。3日後に子どもたちは帰ってきませんでした。次の日も、その次の日もずっと連絡がつかないままでした。

 5日後に100回くらい夫の電話に着信を入れてみたら、101回目くらいに夫が電話に出ました。

「3日後に帰ってくるって言ったよね?」

と怒鳴りたいのをグッと堪えて、なるべく静かに聞きました。

 すると夫は「子どもたちが帰りたくないと言っている。ママには会いたくないと言っているから帰れない。」と言いました。

 つい5日前まで、「ママ大好き!」って1日に何度も何度も言ってくれるような甘えっ子で、私もそんな息子たちが大好きで、手をつないで毎日お散歩したり、一緒に寝たり、ずっと幸せに一緒に時間を過ごしていたのに、そんなはずあるわけないじゃない!と思いながらも、「せめて声だけでも聞かせて欲しい」と懇願しましたが、ブツっと電話を切られてしまいました。

 これは、もしかしたら大変なことになってしまったかもしれないと、とても嫌な予感がしました。喉の奥がぐっと締め付けられるような今までに感じたことのない感覚のまま気が遠くなりました。

  そして、夫がよく言っていた「うちのお母さんは、敵に回すと怖いから。気に入られるようにした方がいい。」という言葉を思い出しました。

 だから私はいつもニコニコして我慢していました。我慢の糸が切れた時、「もう嫌われてもいいや」って思いました。でも、こんなことになるなんて。世界が灰色に見えました。

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