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39.心臓を刺したらダメなのに、心は刺してもいいのかな?

 「母親との接触を徹底的に排除していること」「PTSDの疑い」や「ママではない他の人を、ママと呼ばせている可能性」や「ママに殺されそうになった」と嘘を吹き込んでいることなどは、心理的な虐待に値するのではないか?と思いました。

 裁判所の人と直接話せる機会があったので「子ども達のことが心の底から心配です。はやく保全処分を出していただきたいです。」と言いました。

 すると「身体的な虐待が認められれば、保全処分もすぐ出せるんですけどね。」と言われました。

 体に傷をつけなければ、心はズタズタにしてもボロボロにしてもいいのか?とそんなことはないはずです。

 結局、「違法性も緊急性もない」という裁判所の判断で、保全処分は棄却されました。最高裁まで上告しましたが、全部棄却されました。

 本案の審判が下るまで約1年間。その間に、相手方一家の暮らしもストレスがピークに達したようで、無理やり連れ去られた先で、爪も髪も伸び放題の子どもたち。特に長男は、面会時、身体中に引っ掻かれた噛まれたりした跡を作って来ることも多くなり、最後の方は見るに耐えない姿でした。こんな状況なのにどうしてあげることも出来ず、ただただ怒りと悲しみを感じながら、連れ去られた家にまた戻っていくのを見届けなければならなかったのが、毎回とても悔しかったです。

 心だけでなく、体もボロボロになってしまったけれど、たまたま私のところに戻ってきてくれました。審判で連れ去られた子どもが戻ってくることは当たり前ではありません。目に見える体の傷が目立ってきたから戻ってきたのか、そうでなければ戻ってこなかったのか?考えても考えてもキリがありません。



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