#012.「アンテナを立てる」ということは、「問いを持つ」こと
おつかれさまです。「タスクシューター界のジェームズ・ボンド」ことありひとです。
前回の#011でも書いたのですが、先日クローズな場で『タスクシュート マスター講座』の一部について、講師として登壇させていただきました。
(『タスクシュート マスター講座』についての説明も#011で簡単にしてるので、よければ読んでみてください)
今回はその講師をやったなかでの気づきについて。
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この講座は約1ヶ月のオンライン形式で開催されて、毎回宿題を出すのですが、僭越ながらわたしの回でも宿題を出させてもらった。
わたしが出した宿題の内容は「「タスクシュートに変化を与える」という観点でデイリーレビューをしてみること」。
「デイリーレビュー」というのはタスクシューターが1日のログを見返してふりかえる作業を指す。
レビューのやり方は『タスクシュート マスター講座』でもエッセンスやヒントをお伝えしているが、結構それぞれの個性が出るところであり、工夫のしがいもある、ある意味でおもしろいところ。
参考までにタスクシュート認定トレーナーのぞのさんという方が、Notionを活用したデイリーレビューの方法をブログで丁寧にまとめてくれているので紹介しておきます。
さて、このデイリーレビューのやり方について、講座の中でわたしからもひとつ軸となる観点をみなさまに紹介した。
それが宿題にもなっている「タスクシュートに変化を与える」というもの。
講座の中ではもう少しブレイクダウンして説明はしているのが、観点自体はあえて抽象的にしてみた。
先述したとおり、デイリーレビューはやり方に個性が現れるところなので、あまり細かく型を決めても意味がないというか、フィットしないかなと思ったからだ。
講座では毎回最初に、前回出した宿題に対する受講生の回答を紹介する時間を取るんだけど、その中で受講生の方の1名が「『タスクシュートに変化を与えられたか?』という問いを持つことで、アンテナが立った」的なことをおっしゃてくれた。
一応この宿題の根底にはそういう意図があったのはずなんだけど、それをあらためて言語化してくれたというか、なんかハッとさせらた。
なにかに意識を向けるには「問い」から始まるんだなぁと。
すっごいあたり前のことだし、そのへんのビジネス書を適当に3冊くらい手にとって開けば少なくとも1冊には書いてありそうな結論ですが。でもそれだけ普遍的に大切なことなんだぁと。
みなさんはどうかわからないですが、わたしは勉強のために漫然と教科書やネットの記事を読んでいてもなかなか頭に入ってきません。あらかじめインプットの目的=問いがないと情報にのまれてしまう。
#010 で「企業による関心の奪い合いになっている現代では、集中できること自体が贅沢だよ」って話をした。
そのためのメソッドとしてタスクシュートを推しているわけだけど、もう一つの方法として問いを持つっていうのもありだなと思った。
「集中する」にはその対象に対して意識を向ける必要がある。意識を向けるためにはアンテナをたてる必要があって、そのアンテナを立てるためには「問いがあるといい」。こんな感じかな。
「集中」「意識」に加えて、「問い」はタスクシュートにとって重要なキーワード。もう少し深掘りできそう。
受講生の宿題の回答から、そんなことを思いました。
今日はこのへんで。ありひとでした。
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