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「モード」を意識すると時間の感じ方が豊かになるかもしれないって話【ユタカジン】


はじめに

おつかれさまです。

この『ユタカジン』は「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマに、複数のタスクシューターが交代で時間との向き合い方、タスクシュートの使い方、ひいては人生観などを語っていくマガジン連載です。

月曜日はわたし、「タスクシュート認定トレーナー」、そして「タスクシューター界のジェームズ・ボンド」ことありひとが担当します。

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「モード」に感じる可能性

前回、「最近大切に思っていること」として、週末や休みの日こそルーチンを軽くしておく、って話をしました。

これが中々に好評なようで、読んでいただいている印象を受けます。

今回する話も「あーこれって大切なことだなぁ」って最近感じるようになったことについてです。

それはモードと一致せざるを得ない状況になるタスクを大切にする、または増やしていくということです。

モードとは

まずタスクシュートにおける「モード」を復習しておきます。

モードとはタスクを分類するための概念のひとつで、「動作」を表現します。よく「集中モード」とか「会社モード」なんて言葉が日常で使われますが、それと同じです。

集中して取り組まなければならないタスクには「集中」というモードがついたり、あまり頭は使わない作業系のタスクには「単純作業」というモードをつけたりします。

「モード」は、タスクの並び替え、すなわちプラン作成時の参考にするために使います。

集中モードの作業が続いたら単純作業や休憩モードのタスクを間に配置する。そうすることで1日にリズムを作り込んで、高いパフォーマンスを維持することができます。

「モード」は他のタスク管理術にはないタスクシュートにおけるユニークな概念です。GTDの「コンテキスト」に近い感じはありますが、わたしの理解だとコンテキストのほうがより抽象度が高いです。

コンテキストの中から時間軸的配置と動作を抜き取って使いやすくしたのがタスクシュートの「セクション」と「モード」だと思っています。

モードと一致せざるを得ない状況になるタスク

さて、「モードと一致せざるを得ない状況」の話に戻りましょう。

「モードと一致せざるを得ない状況」とはどんな状況か。

具体例を挙げてみましょう。例えば、「映画館で映画を観る」や「お風呂に入る」などです。

これらの状況では、場所の制約によりモードの切り替えが強制されるため、自然と「映画を観るためのモード」や「リラックスモード」に入ることができます。

こうした活動は、モードの選択に迷うことなく、その場の状況に合わせて自動的に切り替わるため、ストレスが少なく、そのタスク自体に集中できます。

あと、自分が痛感するのはランニングです。

スマホの普及により、あらゆる場所であらゆることができるようになりました。

スマホ一つで仕事も娯楽も買い物も済ませられるため、場所に縛られずに自由に活動できるようになったのは確かに便利です。

しかし、これは同時に、モードの切り替えが難しくなる一面も持っています。

どこにいても仕事のメールをチェックしたり、リラックスするはずの場所でSNSを見たりと、常に異なるモードが混在してしまうのです。

このような状況では、ストレスや疲労が溜まりやすくなります。

そのため、あえて場所の制約を利用し「モードと一致せざるを得ない状況になるタスク」を意識的に取り入れることで、豊かで充実した時間が過ごせるようになると思うのです

みなさんも、自分にあった「モードと一致せざるを得ない状況になるタスク」を見つけてみてください。

今日はこの辺で。
ありひとでした。


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