第11回 ライオン狩りの歌(2021年1月11日放送)
ありがとうようの音楽は世界だ!
とうよう
「こんにちは!綾川町在住のアフリカンドラム奏者、ありがとうようこと三好東曜(みよしとうよう)です!」
かじたく
「こんにちは、かじたくこと鍛冶匠(かじたくみ)です!
さあ、とうようさん、今日は成人の日ですね」
とうよう
「今年はコロナウイルスの感染拡大で成人式も様変わりしましたね」
かじたく
「そうですね、一生で一度のことなのに、気の毒ですよね。
ところで、アフリカの成人式ってどんな感じなんですかね」
とうよう
「それは様々ですので、ケニアのンゴマという太鼓の奏者の大西マサヤさんに電話で繋いでいますので聞いてみましょう!」
かじたく
「ケニア、楽しみです!」
とうよう
「はい、今日は、岡山在住の、ケニアのンゴマの奏者の大西マサヤさんに電話で繋いでおります!マサヤさん!」
マサヤ
「は~い!」
一同
「よろしくお願いします」
かじたく
「さて、大西さん、まず、ンゴマって何ですか?」
マサヤ
「ンゴマっていうのはですね、まあ太鼓って思ってもらったらいいと思うんですけれども、ケニアってたくさんの民族の人たちがいて、その中にドゥルマ民族って呼ばれる人たちがいるんですけれども、そのドゥルマ民族の太鼓を僕は普段演奏しております」
かじたく
「では今日はそんな大西さんにいろんなお話を伺っていきたいと思うんですが、まずはケニアって、どんな国なんでしょうか?」
マサヤ
「はい。とても自然が豊かで、野生動物がたくさん残っています。キリンだとか、アフリカゾウ、ライオンもいます」
かじたく
「おお、何か動物園で見るっていうイメージはあるんですけど、それが自然界に存在してるってちょっとイメージがつかないです」
マサヤ
「あのね、ものすごく美しいですよ。もう本当に動物たちがね、堂々としてて、かっこいいんですよ」
とうよう
「なんかもう伝わってきますねその言い方で」
かじたく
「さあ、では、そんな大西さんに、ケニアの音楽を紹介していただきたいと思うんですが、何という曲でしょうか?」
マサヤ
「マサイ族の歌で、ライオン狩り」
とうよう&かじたく
「ライオン狩り!」
かじたく
「とうようさんとハモっちゃいましたけど」
とうよう
「ハモっちゃいましたね」
♫ライオン狩り
かじたく
「かっこいいですね!」
とうよう
「そうですね。何か、低温で、戦意を高揚させる感じがしますね」
かじたく
「ケニアの成人式ってどんな感じなんでしょうか?」
マサヤ
「エフオトという儀式がありまして・・・」
かじたく
「エフオト?」
マサヤ
「はい。これはマサイ族の人たちの間で行われる儀式なんですけれども、マサイの人たちは15歳から25歳ぐらいの、あの年代の若者たち、その地域を守る選手の役割をするんですよ」
かじたく
「はい」
マサヤ
「で、その選手のグループが、選手の時代を終えて、大人になる儀式」
とうよう
「なるほど」
マサヤ
「それがエフオトと呼ばれる儀式ですね。で、その選手の時代にいろんなことがあるんですけども、マサイとこのライオンの関係ってのはすごく面白くて」
一同
「はい」
マサヤ
「マサイ族はライオンを個体で識別してるんですね」
とうよう&かじたく
「おお」
マサヤ
「あそこに住んでるあいつっていう感じで」
とうよう&かじたく
「ほお、なるほど」
マサヤ
「例えばですね、ライオンに牛が殺され食べられちゃった。そしたらもうそのライオンっていうのは絶対に、倒さなくちゃいけない」
とうよう&かじたく
「なるほど」
マサヤ
「そのライオンを倒したマサイの戦士ってのは、これはもう、ものすごく賞賛される」
かじたく
「衣装が変わるというふうに聞いたんですけど」
マサヤ
「衣装は、やっぱりライオンを倒した戦士たちっていうのは、あの、特別美しい衣装を身にまとっています。例えば、ライオンのたてがみみたいに顔の周りにその羽飾りをつけていたりとか、あとはライオンの皮とか、右腕とかそういうものを使って、そういうものを身にまとったりします」
かじたく
「かっこいいですね」
マサヤ
「かっこいいですよ!」
とうよう
「じゃあ、いつかはマサヤさんもライオンを狩って、それを舞台衣装として…」
マサヤ
「いや僕も本当にマサイの人と、2週間ぐらい暮らさせてもらったことあるんですけども、本当にここでマサイとして生まれたら、自分もライオン狩りに行って、命を懸けて倒してっていうことをやってみたかったなって本当思いましたね」
かじたく
「いや大西さん、またぜひスタジオにライオンの衣装でお越しください!」
マサヤ
「ぜひまたよろしくお願いします」
とうよう
「ありがとうございました」
マサヤ
「はい、ありがとうございました!」
かじたく
「いやちょっと、とうようさん、ライオン狩り、僕は無理ですね」
とうよう
「僕はちょっと興味ありますね」
かじたく
「何か、僕が弱虫みたいじゃないですか。いやでも、今日も素敵なお話をたくさんお伺いできましたね」
とうよう
「そうですね」
かじたく
「次回もいろんな世界の音楽を教えてください!」
とうよう
「はい。来週はタンザニアのお話をお送りいたしましょう」
かじたく
「どんどん珍しい国が登場しますね!」
とうよう
「それではありがとうようの音楽は世界だ!、来週もお楽しみ!」
大西マサヤさんの情報はこちら!
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