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第13回 ホーミーの荘厳な世界(2021年1月25日放送)

ありがとうようの音楽は世界だ!


とうよう
「こんにちは綾川町在住のアフリカンドラム奏者、ありがとうようこと三好東曜(みよしとうよう)です!」

かじたく
「こんにちは、かじたくこと鍛冶匠(かじたくみ)です!
さあとうようさん!今日はアフリカを離れて、アジア、それもモンゴルです!

とうよう
「そうですよ!」

かじたく
モンゴルといえば、ホーミーっていうイメージもあるんですけど、とうようさんそんなところまでカバーしてるんですか?

とうよう
なんちゃってですけれども、んん~♪(ホーミーの音)みたいなのを独自にやってました!

かじたく
「それって独自にできるものなんですね!」

とうよう
「これはあくまでなんちゃってですので、今日はその専門家の岡林立哉さんに電話を繋いでおります

かじたく
「はい、今日もよろしくお願いします!」

かじたく
「さて、先ほど、とうようさんには、なんちゃってホーミーをご披露いただきましたが、今日はその専門家にお電話してるんですよね?」

とうよう
岡林立哉さんといいまして、今、高知在住で、このモンゴルの喉歌の歌い手そして馬頭琴の奏者として活躍していられる方です。岡林さん!」

岡林さん
「はいもしもし、岡林です!」

とうよう
「岡林さんさん、お久しぶりですね!」

岡林さん
「お久しぶりです!」

かじたく
僕のモンゴルのイメージって、スーホの白い馬っていう絵本があるじゃないですか、あれ僕小学校の時に国語の授業で勉強しまして、そういうイメージなんですよ」

岡林さん
「あの競馬のシーンとかね、作者がわざわざ横長の盤にした、広さを表したっていう絵本で、本当に広い、そういう感じの場所です」

かじたく
「なるほど」

とうよう
「ホーミー、先ほどちょっと僕がなんちゃってでやったってやつがあるんですけれども」

岡林さん
「はい、いい感じでしたね!上手ですね」

とうよう
「ありがとうございます!でも本物はちょっと聞きたいなあと思うんですけれども」

岡林さん
「電話口なんでどこまで伝わるかわかりませんけど、ちょっと一節」

とうよう&かじたく
「お願いします!」

♫ホーミー

とうよう&かじたく
「すごい!」

とうよう
「すごいですねやっぱり、本物は違う!」

かじたく
音圧というか、音のうねりみたいなのがすごいですね

岡林さん
喉に圧をかけて、音を無理矢理を振動させてるみたいに

かじたく
なんか何個も音が聞こえてきますね

岡林さん
「そうですね。いろんな音を体に共鳴させて鳴らしてます」

とうよう
「これはどういうときに歌われるんですか?」

岡林さん
元々は何か叙事のような伝説を語る人たちがいるんですけども、そういう人たちがその語りをダミ声で語っていく中で、こんな声を出していたっていうふうに言われているんですけれども、それが20世紀の後半ぐらいから、その技だけが独立して、あたかも楽器のように他の楽器とアンサンブルされたり

とうよう
モンゴルの方はみんなホーミーができるんですかね?

岡林さん
「まねぐらいはね、する人も結構いると思うんですけど、ちゃんとやってる方っていうのはあんまりなくて

とうよう
「貴重な、岡林さんもモンゴルの方ですね」

岡林さん
「(笑)
本当にいつの間にかこんなことやってますけど」

とうよう
「では1曲、ご紹介いただきたいなと思うんですけれども」

岡林さん
「はい。日本のお正月に当たるような、家族で集まる、親戚が集まるようなめでたい感じのお正月が旧暦の正月。そんな旧暦の正月なんかでよく歌われる、オイハン ザンボー ティヴィーン ナランっていう、この世を照らす太陽って言いうおめでたい曲です

♫オイハン ザンボー ティヴィーン ナラン



かじたく
「なんか、かなり荘厳な感じしますよね

岡林さん
普段は1人で歌うことが多いと、それを何かまたみんなでやる、ちょっと珍しい感じ

とうよう
やっぱり大陸が変わると音楽の持つ雰囲気もガラッと変わりますね

岡林さん
「変わりますね、動植物から人間からね、たくさんのものがせめぎあうような、音楽に何かそういったいろんなものが重なっていく感じが、アフリカの音楽にあったりするかなと思ってるんすけど、モンゴルはそうではなくて、広いところに一つのものが飛んでいくというか漂漂っている。違うなと思いますね

かじたく
「はい、いや岡林さん、今日は素敵な音楽ありがとうございました!」

岡林さん
「こちらこそありがとうございます!」

かじたく
「いや~とうようさん、モンゴルの話をたくさん聞かせていただいて、あの、ジンギスカン食べたくなりました

とうよう
「いやそこかい!みたいな(笑)」

かじたく
「本当にまだまだいろんなお話聞きたいですね」

とうよう
「そうですね、これからさらに別の地域の音楽も紹介していきますので、ありがとうようの音楽は世界だ!、来週もお楽しみに!」

岡林立哉さんの情報はこちら!

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