第14回 「水」を表現するアボリジニの音色(2021年2月1日放送)
ありがとうようの音楽は世界だ!
とうよう
「こんにちは!綾川町在住のアフリカンドラム奏者、ありがとうようこと三好東曜(みよしとうよう)です!」
かじたく
「こんにちは!かじたくこと鍛冶匠(かじたくみ)です!
さあ、とうようさん、今一番寒い時期ですよね」
とうよう
「そうですね!寒いですね」
かじたく
「何かどこか、温かい国の音楽が聞きたいです」
とうよう
「分かりました!
アフリカはいつでも暑いんですが、今日はちょっと目先を変えてですね、今が夏真っ盛りの南半球オーストラリアの音楽をご紹介いたしましょう!」
かじたく
「オーストラリアの民族音楽ってことですか?」
とうよう
「そうです!オーストラリアの先住民族はアボリジニと呼ばれていますが、彼らの独特な楽器で、ディジュリドゥの名手が友人にいますのでご紹介したいと思います!」
かじたく
「アボリジニの人の言葉って、何語ですか?」
とうよう
「僕もね、聞いたことないんですよ」
かじたく
「ですよね」
とうよう
「けれども、友人は高松北高校出身なので、バリバリの讃岐人でございますので、心配いりません!」
かじたく
「香川の方なんですね!」
とうよう
「そうです!」
かじたく
「今日も楽しみです」
とうよう
「今日のインタビューの相手は、三枝(さんし)さんです!」
三枝さん
「はい!なんがでっきょんメイト!」
とうよう
「なんがでっきょんなって聞こえましたけど」
三枝さん
「ちょっとこっちがオーストラリアの英語でですね、サンキュウとかグッデイメイトという言葉よく使うんですけれども、なんがでっきょんメイトって(笑)」
とうよう
「ということは、オージーナイズされた讃岐弁ということですね」
三枝さん
「そうですね」
かじたく
「いいですね!三枝さんは今、どちらにいらっしゃるんですか?」
三枝さん
「オーストラリア西部のですね、パースっていう都市があるんですけれども、そこに住んでます」
かじたく
「そんな三枝さんは、ディジュリドゥの名手なんですよね?」
三枝さん
「まぁ、ちょっと長くやってるって感じでしょうか(笑)」
かじたく
「このディジュリドゥってどんな楽器なんでしょうか?」
三枝さん
「ユーカリの木、それをですね、シロアリが中を空洞にしてできた木管楽器ですね」
かじたく
「三枝さんは、このディジュリドゥとの出会いっていうのは何だったんですか?」
三枝さん
「1996年、僕は演奏を始めたんですけれども、当時付き合った彼女、今は奥さんなんですけど、お土産としていただいて、珍しい物好きもあってちょっとやってみようかなと始めました」
かじたく
「はい、まさに運命的な出会いだったわけですね」
とうよう
「演奏するのはどうですか、難しいですか?」
三枝さん
「最初は簡単だと思ったんですけれども。メロディーとか、そういうのがない分、その表現力をこの音の狭さの中でどれだけ広がりを見せるかっていうのが、すごくチャレンジでしたね」
とうよう
「なるほど」
かじたく
「まずはそんなディジュリドゥのおすすめの曲を1曲紹介していただいてもいいですか?」
三枝さん
「了解しました!アボリジニっていうと、オーストラリアの先住民なんですけれども、実は300っていう部族に分かれてるんですね。
その中でも北部のヨロング族の90年代あたりに活躍したバンドでですね、ヨスインディのガプっていう曲があるんですけれども、ガプっていうのはヨロング語で水っていう意味なんですね。でも、海もそうなんですよ。潮が満ちてくるのを表現してるっていう曲なんですね!
ディジュリドゥの演奏がシンプルなんですけれども、すごい深い音が聞こえますので、ぜひこれを皆さんに聞いていただきたいなと思います」
とうよう&かじたく
「はい!」
♫ガプbyヨスインディ
かじたく
「何か、本当に不思議な音色ですね!」
とうよう
「なんか大地と海の繋がりを感じるような曲でしたね。
三枝さんがこちらに里帰りされたときに、このスタジオでも生演奏で一度やってほしいですね!」
三枝さん
「ぜひお伺いします!」
とうよう
「ありがとうございます!」
かじたく
「三枝さん、来週もお願いします」
三枝さん
「はい、よろしくお願いいたします!」
とうよう
「ありがとうようの音楽は世界だ!、来週もお楽しみに!」
三枝さんの情報はこちら!
ヨスインディの情報はこちら!
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