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秘仏!「大元帥明王」(だいげんみょうおう)

小雨の降る中、ウキウキワクワク♪
秋篠寺へ


今日は毎年6月6日の大祭当日のみ公開の秘仏の御開帳日

秘仏!「大元帥明王」(だいげんみょうおう)
元々は子供を喰い殺す鬼(夜叉)であったのが仏教にとり込まれ、国土や衆生を護る明王となったそうです。
国を護り外敵を防ぎ怨霊や悪霊の降伏に絶大なる効果を発揮する鎮護国家のための「大元帥御修法」という密教の修法があるのですが、大元帥明王はその修法を行う時の本尊として置かれます。
軍隊における「大元帥」の称号は「大元帥明王」からきていると言われるほど大きな力を持っています。
大元帥明王へのご祈祷は、国家レベルの極秘の行事だったので、大元帥明王のお像をつくったり、仏画を描くことは一切禁じられていました。

なので実際、仏像はほとんどありません。

年に一度のこの日に足を運ぶことができてラッキーです。
普段、並ぶのは苦手なのですが、今回はもうウキウキで並んでいる間もワクワク♪



シャッターを押してもらった後ろの列の方にも「小学生にみたいにキラキラしていますね(笑)」
って、ワクワクを伝染させてしまいました♪



お堂の中は勿論撮影無しで、ポストカードと御守りを購入しました。


護摩壇の奥、開かれた厨子の中にどどーーーん!!
像高230センチ、めちゃくちゃ存在感あります。

腕が6本全身ムキムキで、蛇まで巻き付けて、髪の毛もスーパーサイヤ人並みに立って、めっちゃ怒っています。

感動しました。

鎌倉時代に作られた尊像なのですが、今にも動き出しそうなリアリティ、触れることができるほどの距離で拝めるんです。

近くで拝むと不思議です。

めっちゃ怒っているし、ボンボンボンってすげー身体で構えてはいますが、なんか怖くはないんです。

安心感があるんです。人によって色んな感じ方があると思いますが、こんな感覚は初めてで不思議でした。


境内には井戸があって、こちらも6月6日のみ開かれます。


香水閣の入り口の横には、大元帥明王が出現したことを示す石碑が建っています。
空海の弟子、常暁(じょうぎょう)が、この井戸で水面に映る自分の姿を眺めていたところ。
自分の後ろに、大きくて怖い顔をしている存在が映って、その姿をスケッチし、身に着けていたそうです。
そして唐へ留学した時に大元帥明王の存在を知って、「秋篠寺の井戸に表れたのはこの方だ!」と知って、日本に修法を持ち帰ったという伝説があります。


もちろん46歳のキラキラ小学生も覗いてみました。
下まで透き通った井戸水しか見えませんでしたが、この超神水をいただきパワーアップ間違いなしです♪
素晴らしいご縁をありがとうございます。


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