Ⅲ- 4 〈判断・行動〉 の実践

最終更新: 2024年4月1日

判断・行動 → 目的達成・遂行(問題解決)

・人生は様々な意思決定・選択の連続であり、自分の人生は自分で決めるものであることを理解する
・自己のあらゆる判断・行動にともない取るべき責任を理解する
・個人がより納得できるような決定にするために 考慮すべき要素を理解する
・実践力をトレーニングする。

行動をしなくてもそれなりの生活ができるようになった。
それでも自ら動いた時の楽しさ・達成感は
行動しないと得られない。

何にせよ成功する確率はわずか。

自己理解はできている。
何かをやりたいか(興味関心)、何をすべきか(使命感)は分かっている。
それらの感情をどのように行動に移すか。

行動でも探求・問題解決でも必要なステップ
PDCAサイクル

責任能力
自分の言葉や行動に責任を持つこと。
自分の意志に基づいて決定し、行動する
やってしまった行動とその結果に対する責任をもつこと。
注意が足りない、想像が足りなくても、やった行動はやった行動。
その人の落ち度はその人の責任
特に他者(世界)に対して行動することは、良いものであれ悪いものであれ何かしら影響を与えることである。

自分らしく生きる
我道をいく
周りを見て社会に合わせて生きるのか、
自分の軸に沿って主体的に生きるのか
社会的に正しく生きる
道徳の狭間でもがきながら倫理的に生きる
自分らしく生きる、自分らしい在り方ってなんだろう?あるんか?
何気ない行動にこそ、性格が潜んでいる
少なくとも周りの目を気にして
皆と同じ道(正しいやり方、王道)を進む必要はない

全身で生きるか、半身で生きるか。

自分本位に、思うままに生きていい。
好きなように、自由に、適当に、赴くままに、思い付くままに
人間の判断(基準)は全然一律じゃない、無数にある
そもそも行動に正解はない。
個人の意思決定なら、自分で納得できればそれでいいし、
行動できるチャンスは別に一回きりではないときもあるし、
何度でもやり直せるときもある。
最終的なエンドポイントは価値観(意味解釈)依存。
+その場に応じた動き方が求められる

人生はやるかやらないかの選択の連続であり、選択の連続でしかない
人生は自分で紡ぐ物語。
自分らしく生きる=選択は自分の納得のもとに
自分の価値観に従って
自分はどう生きるか
自分の人生は、自分で決める
自分で考え判断し決定して行動する「自律」自分を律する
一つの選択・決断は、それ以外の選択肢の棄却である
人生に再現性はない。人生に正解はない

大きな人生の目的や使命があればそのために、
なければやりたいことに対する計画、実行の方法を知る。

目的
問題解決(納得解) 解決策立案まで
アイデア 新しいアイデアを生み出すまで
学問・研究・科学(真理の追究) 仮説形成まで
価値観の形成 自分なりの意見をもつ
王道の呪い、普通のレールから外れたくない恐怖

人生は問題解決の連続。問題を立て、向き合い、解決する。

「探究と問題解決」の際に重要となる思考法を体系的に学習する。
想像、発想、推論(仮説推論、類比推論、観念連合、弁証法)のための思考法


↓ Arigator カリキュラムの全容はこちら


4-1 目的設定と目標設定

a) 目的設定→目標設定

目的=最終目標
具体的で計画的な目標の設定
そもそも目的や目標がないことには人は動かない
目標へのモチベーションの維持
目標達成の評価と振り返り
目標設定は理想的にしない、実現可能であるように考える

目的に対して適切な手段(目標、KPI)を設定する
これにはトレーニングが必要。
目的=最終目標を忘れない、間違わない。

目標を立てて具体的に計画を立てる
決めたらやるだけ

将来の夢が見えてきたら、
それを実現するためにまず何が必要なのか、
また、今の自分には何ができていないのかを考える。
そして、これをできるようにするため、いま何をすべきか考える。

(1) 手段と目的に一貫性があること
手段・方法論に正解はない。目的を見誤るな
手段を目的化しない
目的に対して手段が適切か常に確認する
努力の正しい場所、正しい方向、充分な量について考慮する必要がある
自己実現を行動に移す
・目標 (KPI) も手段の一つ。
・KPIはハックされないこと。
・目的のためなら、手段は一つでなくてもいい。目的は不変、手段は可変。
長期的な行動遂行(目的が大きい)場合、目的と手段について考えることも大切だったりします。
一般にPDCAサイクルと呼ばれる
実践力

(2) 最高目標と最低目標
・最高…究極的な目標。この人が世界一美味しいと言ってくれる牛丼
・最低…必要最低条件。最低限やるべきこと。皆がそれなりに満足する牛丼
多ければ多いほどいいとなると、無限に頑張るか、やる気をなくすかしかない。
いつまでにがあるとよい。短期間、長期間それぞれで目標を作成

現在地を把握し、目標を決める。
現在の自分を知らないと、何をどうするべきかわからない。

b) 計画と実行

目標達成のために「自分は」何ができるのか、具体的な計画
目標から逆算して考える
スケジュールを立てて実行する
計画力

計画の立て方
締め切りを意識する

大きい夢のためには計画が必要な場合がある。
計画とアクシデント
最適な解決策を選択した後、実際に行動に移す能力が必要です。逆算した行動計画を立て、ステップバイステップで行動に移すことができます。
現状と理想のギャップを知り、最も効果的・効率的な方法を選択する

・動くまでに、まず考える? 考える前に、まず動く?
・全部がすぐ動く人あってもいけない


c) 判断のためのツール

 1. 情報収集

情報検索、生成

(1) 正しい判断のための情報収集
幅広い正確な情報収集
既に同じことをして失敗した人はいないか
一方で、情報が多いと逆に動けない頭でっかちで身動きがとれない
余計な知識でリスクヘッジができないこと
Web 検索 (Bard, Bing AI)

「知るための技術」
情報収集と情報処理
独学大全
検索
ChatGPT

(2) 周りの人の意見を傾聴する
相談してみる
自分で道を決めるか、誰かの道をたどるか、人に個人の判断を任せるか、ここも適性があるんだろうね
自分で決める方がいいだろうけど、特に自分できめなくてはいけないわけでもない
誰かに任せてみる、意見を聞いて従うのも一つの選択
だけど、自分も堕ちてはいけない。正当化してはならない。
皆がそうだからといって、あなたがそうであっていい言い訳にはならない。
みんながそうであること、背景は認める(理解する)
何度もいうが責任が発生している
本当に社会によくなると自分では思ってるとしても他にきいてみて。
ダイナマイトとか核とか

 2. 多面的・多角的な判断

(1) 社会規範
個人と道徳、社会規範との関わり
倫理的判断
倫理的なジレンマへの対処
社会的責任
倫理道徳にもとる行動をしない
怒りとか好奇心に従ってなんか社会に大きな変化をおこすのはちょっと待つこと。

(2) メリット・デメリットの洗い出し

(3) 目的に忠実であること (目的と手段の一致)
生まれた衝動を行動によって解決する
趣味、強い熱意、こだわりがある
主体的に決める必要まではないが、自分で納得満足していることが精神衛生上よい
直感や感情に従った方が精神衛生上よいこともある
自分を超えたものに突き動かされる感覚があれば
その目的に一致した手段がとられていること。



4-2 実行と PDCA

物事の実行の仕方、やり方

a) 結果検証、吟味、振り返り、反省・分析、訂正

成功からも、失敗からも学ぶことがある
振り返りと改善

振り返り、自己反省
人間は失敗をするけれど、そこから学んで違う選択を自分で決められる
AしたってBしたってどっちもどっちで見える景色がある
うまくいったこと、いかなかったことの
後付けの原因、理由づけ、言語化、説明、再現、分析
見直し・チェックと振り返り・原因追求
PDCA ちゃんと現実のフィードバックを観察すること
チューニング
最終エンドポイント(現場、末端)の顔が見えること

先に述べた通り失敗はつきものだし、運の要素が強い。
単純に運で失敗したと思えば、試行錯誤、試行回数を増やす
でも次の行動のために、成功したことも失敗したことも、そこから学べることがあればちゃんと学ぼう。

失敗したときの受け止め方
(そもそも成功失敗の基準も人それぞれ)
レジリエンス
失敗は成功の母
別に失敗・後悔することもある程度想定して、自身で納得してやった行動なら、失敗してもいいじゃない。とかそれくらいの心意気でいい
また人間は原因を求めたがるが、
人間たるもの、自分の思い通りにはならない、運の要素もある。毎度後悔のない納得の行動ができるわけがない。失敗はつきもの、仕方ない。後悔してもいい。次成功すればいい
気軽に挑戦してみる
失敗を恥じることなく、新しい環境、新しいことに挑戦することに慣れる
しょうがないで受け入れる
全員が成功する社会は存在しない。社会的に受け入れられないこともある。


そもそもそれが苦痛である限り、どう頑張ろうと
それがすごく好きだとか、強い意欲や使命をもってる人には勝てない。が、

b) 自己規律

「やりたくないけどやらなきゃいけないことを行動する力」は、一般的に「自己規律(じこきりつ)」と呼ばれます。自己規律とは、自分自身を制御し、目標や責任を果たすために必要な能力や意志の力を指します。自己規律があると、億劫なことや不快なことでも、それを実行する力が生まれます。自己規律を高めるためには、計画的なアプローチや習慣の形成が役立つことがあります。

そもそも人は怠惰、面倒くさがり=努力・習慣化できない
やる気があれば楽に行動に移せるが、ない場合にどうすればよいか。
好きなことだけでは今のところ生きてけない、やらなければならない大切なことがある。やりたくないこと、ハードルが高いことでも行動に移す方法。
また、やる気なんて感情にすぎないなので、自分から出るもんじゃないし、一時的ですぐ無くなるものだとおもっていた方がいい。ゼロから新しいことに挑戦する時など。そのときやる気があっても、さらにやる気を持続させたり、継続的に習慣づける(がんばる、努力する、やりきる、達成する)ために大切。

これらを学ぶことにより、自分に対して何かを働きかけることができる
逆に言えばこれを活用すれば他者のモチベを維持させることができる
行動力

モチベーションの維持
やりたいことが続かない
やりたいこと・目標を定める見つける

そもそも人間の意志力には限界がある
面倒臭がり、さぼりたがり
何に対してもストイックには基本なれない
我慢、努力できる限界がある
生命原則に抗い、自由に生きる
怠けることは、生命のエネルギーを蓄えることでもある
社会が成り立つ上で、皆が皆、向上心を持つ必要はない
できないこと無理してがんばる必要はない
努力する対象は選んだ方がいい

頑張ってやる気を作る、動機づけ
感情のコントロール。

自発的な意欲
・楽しいと思うと続く
・興味、好奇心、楽しさを思い出す
必要性を高める
・有言実行
・その行動によるメリット、意義を思い出す
向上心を刺激する
・成果よりも過程、成長
・小さな目標を立てるなどの成功体験

考えないほうが行動できることがある
時にはモチベに頼らず、考えずに動くこと。

始めてしまえば続くこともある
雑念を消す
始めやすくしてあげる環境づくり
まずは始める。始めるための準備を効率化する(20秒)、細かくチェック。机に向かってるから意欲がある(とりあえず始める、活動興奮)

習慣化、ルーティン化
習慣化して集中して行動すると意欲がでる。
学校は習慣化すると辛さはなくなるが、熱中しないとやはり毎日行くのがだるくなる。

好きなことに直向きになること、
好きなことのために動くことの楽しさ、自由さ



【キーワード】

意思決定、問題解決、責任能力、目標設定、積極性、実践力、効率的な目標達成、自己実現、目的と手段

【参考文献】

  1. 【自己肯定感の低い人】◯◯を見て嫌になっている可能性

  2. 適職探索トップ | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

  3. 問題解決大全

  4. LAAD 第 II 部 論理的な問題解決

【キーワード定義集】

一般的な概念やキーワードは、適当で曖昧に用いられることが多いです。様々な意味に捉えられないよう、この章で適宜用語の意味を明確化し、定義のすり合わせをおこないます。

目的=達成(満足)させたい欲求=最終目標



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