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【過去のお仕事】ARTFX J レッド with ピカチュウ

 コトブキヤのポケモンフィギュアシリーズ「ARTFX J」シリーズの原型用イラストを担当しております。
 以前はTwitterのモーメントでまとめていたのですが、モーメントがもう編集できないので記録を兼ねてnoteの方で再編集します。

2016年2月ワンフェス頃の発売前告知画像
2016年当時の告知広告

 『ARTFX J レッド&ピカチュウ』は2016年11月に発売された第一弾。
 このシリーズのイラストを描くことになったのはコトブキヤさんからのご指名だったのですが、私は学生時代より立川コトブキヤさんへよくプラモや模型工具や雑誌を買いに行っていたのでお話が来た時には「コトブキヤって、あのコトブキヤ!?」とびっくりしました。

 私の作業は、題材となったトレーナーやポケモンの持つ魅力をできるだけ表現しつつ、立体になったときにいろんな角度に回して眺めたくなるようなポーズを考えて絵にすることです。
 子供の頃からプラモを作ったら一番かっこいいポーズと角度を眺めながら探してみたり、大人になってからも稼働フィギュアにいろんなポーズをとらせて眺めて遊んでたのですが、思わぬところでそのときの遊びや考え方が役に立ちました。

はじめてのフィギュア仕事でどこまで立体化できるのか慣れておらず
「ちょっと強度的に厳しい」とか「台座内に収まるように」等をいろいろ繰り返しながら
製品版のポーズに決まるまでにかなりの量のパターンを提案しました。
最終的にゲーム内で登場したレッドのイメージを凝縮するつもりでポーズをまとめています。
帽子のつばにかけてる手は、爪までちゃんと造形されています。
確かに絵の方で爪を描きましたが…!
こういう角度を変えて眺めた時に違うイメージ、表情になるのは
立体ならではで、まさにイメージ通り以上で造形師さん本当にすごい…!
ARTFX Jシリーズはいろんな角度で眺めてほしいです。
サトシじゃなくてレッド、しかもFRLGレッドじゃなく
赤緑レッドというオーダーだったので、その意味を噛みしめていました。
へそも造形されてる!
固定フィギュアですが、動かない中に空気や動きを入れたくて
上着のなびきを入れています。
ピカチュウのおしり
ピカチュウは臨戦態勢というオーダーでした
クリアパーツで頬の電撃があります。
2016年の発売当時にサイン会もしました!
この時は長らくフィギュア元のイラストを担当することになるとは想像してなかったです。

 こんな感じで過去tweetから再集録しつつ紹介していこうと思います。

▲商品ページ▲
▼コトブキヤで元イラスト担当したフィギュア▼
ちょこちょこ追加していきます。


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