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『十年愛』1992年のドラマ、28年後の2020年にハマる。

1992年にTBSで放送された『十年愛』をHuluにて全話視聴。

最っ高に面白かった!!!
お気に入りのドラマになった。

ざっくり概要を言うと
田中美佐子さん演じる"青空"と、
浜田雅功さん演じる"嵐"の友達以上恋人未満の激動の恋模様を、1話につき1年として展開していく物語。
(ん?このコンセプトって去年放送された『同期のサクラ』と同じじゃん!と思ったら、脚本家が同じ遊川さんだった)

ベースはドロッドロな不倫が多発するストーリーだけど、
青空と嵐の夫婦漫才のような息の合ったやり取りがそのドロッドロな空気を一気に中和してくれるところが魅力的。
あとはついつい笑ってしまう色々突っ込みどころ満載の斬新な展開が、中弛みを感じさせられることなく視聴できた点だと思う。
(ただチェルノブイリに絡めたセリフは事故の悲惨さを知ってる分今の時代だったら簡単に炎上しそうだし、たった一言だけどモヤモヤした)

田中さんは『14才の母』のお母さん役や『アイシテル~海容~』の家庭裁判所調査官役などをきっかけに好きな女優さんで、若い頃のお芝居をこのドラマで今回初めて観た。
もう当時から実力派だったことが分かった。
明るさと影のある青空、演じ分けが凄かった。

浜田さんはバラエティーでの姿しか知らなかったので、お芝居をしている姿がとにかく新鮮だった。
演じた嵐は、最初女性にだらしなかったり粗っぽさや不器用さが目立っていたけど、
青空と出会い長い月日をかけて付き合っていく中で、心の優しさや愛情深さやお茶目さが引き出されて、それらを全力で体現されていた。

本当に嵐には何度もキュンキュンさせられたし、「可愛い!愛おしい!」って思った。憎めないキャラ。
嵐みたいな男性と一緒にいたら絶対楽しいだろうし、大切にされてる青空が羨ましいと思うくらい久々に役に恋した。
あのおまじない、素敵。

全てがお気に入りだけど特に印象に残った好きなシーンを挙げれば、
・出産シーン
・「胸に飛び込んでおいで」のポーズ
・嵐と青空が食堂でふざけあいながら食事するシーン
・「変な顔」
・何年も遠回りしてやっと想いが通じ合い抱きしめ合うシーン

多分この令和2年、2020年1月9日現在に
このドラマで盛り上がってるのは自分だけかもだけど、
また熱中できるドラマに新年早々出会えて幸せ。


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