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エリース番記者のミコトは見た!vol.9〜関東リーグ2部第10節vsアイデンティみらい戦マッチレポート



首位で迎えるリーグ後期開幕戦


関東サッカーリーグ2部後期第1節アイデンティみらい戦が16日に行われた。後期開幕戦の相手はアイデンティみらい。前期の開幕戦にて、エリース東京FCがゴールを奪うことができなかった相手だ。

怪我から復帰したDF3韓に加え、DF34柏原も二ヶ月ぶりのスタメンに。
鉄人・MF村田はこれで5試合連続スタメン。

スタメンは攻撃力のある布陣に。主力のDF22中道やMF21三枝を怪我で欠くも、DF3韓がスタメンに復帰。攻撃陣には11色摩、7唯井、29松岡らエリース屈指のゴールゲッターが揃い踏み。火力十分のスカッドで後期開幕戦に臨んだ。

勇猛果敢のエリースイレブン 色摩のゴールで先制

エリース東京FCのボールでキックオフ。ミドルプレスを仕掛けるアイデンティみらいに対し、エリース東京FCはGK12畔柳やCBコンビ、アンカーMF5村田が上手くボールを回してビルドアップ。序盤から相手のプレスを引き剥がし、エリース東京FCが攻撃を優位に進める立ち上がりとなった。

先制ゴールのFW11色摩。
「彼にはゴールを決めさせたかった」と山口監督からも高評価。

すると3分、早速エリース東京FCにチャンスが。DF34柏原がキックフェイントで相手プレスを剥がすと、ボールは中盤まで降りてきたFW11色摩へ。上がってきたDF2橋岡にボールが渡ると一気に前線まで運び、ラストは29松岡。松岡のシュートは惜しくもGKにセーブされるが、完璧とも言える一連の攻撃を見せ、早い時間帯からリズムを掴む。

その後もテンポの良いパスで何度も決定機を作るエリース東京FC。あとはゴールだけという展開のなか、先制点をもたらしたのはFW11色摩。20分、RWGのMF細山が単独でピッチ中央を切り裂きボールを運ぶと、ペナルティアークで待っていた色摩へパス。DF2枚にマークされる難しい体勢から右足を振り抜きゴールネットを揺らした。相手GKが一歩も動けない、狙い澄ましたシュートが決まり、1-0で試合を折り返す。

若武者 GK畔柳が魅せた ビッグセーブでチームを救う

1点リードで迎えた後半。猛暑の中でもエリース東京FCは運動量が落ちず。連動性のあるパスワークで、前半同様にエリース東京FCが攻撃の主導権を握り続ける展開に。52分にはFW色摩が、相手守備の穴を突いたポジショニングからペナルティエリア内で強烈な左足のシュート。チーム全体で積極的に追加点を狙いに行くエリース東京FC。

好セーブを連発しチームを救ったGK12畔柳。
1大畑とともに激しい正GK争いを繰り広げる。

しかし同点に追い付きたいアイデンティみらいも前掛かりとなってボールを奪いに来る。77分には高い位置でボールを奪われるが、ゴールに立ちはだかるのはリーグ戦前期大活躍のGK12畔柳。近い距離からのシュートもがっちりとキャッチし、ゴールラインを割らせず。5日に23歳の誕生日を迎えたばかりの若武者がチームの窮地を救った。

その後もアイデンティみらいの激しいプレスを前に一進一退の展開となったが、粘り強い守備を見せたエリース東京FC。前半のゴールが決勝点となり、1-0で見事後期開幕戦勝利を飾った。

勝利でも慢心なし 目指すは優勝のみ

後期開幕戦を勝利に導いた山口遼監督。
トレーニング面から修正して試合に臨んだ。

課題だったビルドアップも改善され、前期ゴールを奪えなかった相手から早い時間帯で先制に成功するなど、山口監督の手腕が光った一戦となった。一方で「プレーのクオリティはまだまだ上げられる。1勝1勝積み重ねながら内容と結果を両立していく」とも語った山口遼監督。後期開幕戦を勝利で飾ってもなお、エリースの智将に慢心は一切無い。

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