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エリース番記者のミコトは見た!vol.14〜Player’s Story DF韓勝康〜


【プロフィール】
名前:韓勝康(ハン・スンガン)
ポジション/背番号:DF /3
利き足:右
身長/体重:180cm /75kg
生年月日:1999年1月19日
特技・趣味:映画鑑賞・読書
プレーの特徴:魂系
好きな食べ物/嫌いな食べ物:焼肉/マグロ
好きな女性のタイプ:ポジティブな人
目標とするサッカー選手:韓浩康(実兄)

憧れと尊敬を胸に戦う漢 韓勝康

スポーツに励む者にとって、自身のアイドルとも言える選手は特別な存在だ。

メッシのようなドリブルをしたい。ロナウドのようなシュートを撃ちたい。ブッフォンのようなセーブをしたい。

そんな存在は自分を奮い立たせ、苦難を乗り越えるパワーとなる。

DFながらボールを持ち運ぶ彼の右手には包帯が。
どんな状況でも全力で戦う彼の熱量に、チームメイトたちは刺激されている。

そんな存在がエリース東京FCDF3韓勝康にもいる。

実の兄でもある韓浩康(ハン・ホガン)だ。サッカーを始めたのも兄の影響で、勝康が高校生の時に兄はJリーガーとなった。兄の背中はいつだって大きいものだった。

身体を張ったディフェンスでチームを救う。
DFとしての能力に疑いの余地はない。

しかし韓勝康のサッカー人生は、尊敬する兄のように順風満帆なものでは無かった。部員数20名だった中学の部活では、大会の登録選手18名から漏れたことも。Jリーガーとなった兄がかつて通ったこともあり、朝鮮大学に進学。そこでの4年間は非常に充実した一方、4年次に起きたコロナ禍の影響でその後のサッカーキャリアも不透明になった。夢だったプロ入りも叶わなかった。

その後加入した社会人チームで、初めて頭を使って闘うサッカーを目の当たりにする。ポジショニング、相手との駆け引き、基礎の応用。今までガムシャラにプレーしていた韓勝康にとっては大きな衝撃だった。

そんな中、山口遼監督からオファーを受けた。大学時代から名前を知っていた存在で、かつ山口監督の、自分が社会人サッカーを通して学んだことを活かせるサッカースタイルに惹かれ、二つ返事で加入を決めた。

憧れの兄と尊敬する監督。
その二人がエリースでの韓勝康を形作る。

「遼さんについていけば間違いない」

攻守において主導権を握るエリースのサッカーを体現していくうち、そう思うようになった。しかしまだまだ成長段階。負けず嫌いな性格も相まって、ライバルに打ち勝ちたい、山口監督のもとさらに突き詰めていきたいという思いは誰にも負けない。

いつの日か、憧れの兄に追いつくために。
尊敬する監督を勝たせるために。
韓勝康は日々ボールを蹴り続ける。

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