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宿題にかける時間が2時間から1ヶ月で20分で終わるようになった話

お子さんの宿題はいつもスムーズに終わっていますか?

毎日の宿題。学童でさっさと終わらせるお子さん、戻ってきたらすぐ取りかかれるお子さんがいる一方で、果てしなく宿題が終わらず親子でヘトヘトになっている方も多くいらっしゃるかと思います。

私がお会いした親子も毎日の宿題が2時間以上かかってしまい、母親は日々イライラ。小学二年生にしてお子さんは大の勉強嫌いなってしまいました。

宿題は毎日でるもの。なんとか状況を改善したいとの事でアドバイスさせていただきました。同じように宿題が終わらなくて大変な思いをしているお母様のヒントになれば幸いです。

学校と家が離れていて、帰ってきたらヘトヘト

まず小学校に入学すると、おうちに帰ったらすぐ宿題に取り掛かろうと小学校で指導を受けたO親子。実際には子どもが家に戻った時点でヘトヘト。とてもすぐに取りかかれる状態ではありませんでした。

当時の流れはこんな感じ⤵️

帰宅 → おやつ → 遊び → 夕飯の支度時に親から促されてしぶしぶスタート → 授業の内容がよくわかっていないので宿題が進まない → すぐ気が散る → 親から怒られる → 何度も休憩を挟みながら 2時間後にやっと終了。

宿題の時間が親子でストレスだった

毎日がこの様子だったので母親が辟易。子どもも勉強が嫌いになってしまい、追加で家庭学習教材に取り組むなど夢のまた夢でした。

作戦その1 しっかり休憩をして時間を決めてスタート

作戦その2 タイマーを使用して10分の長さを子どもに体感してもらう

作戦その3 環境を整える 

作戦その4 親が問題を読み上げてあげる。ヒントをあげる

以上の作戦をお母さんが粘り強くやったところ、1ヶ月で宿題が20分で終わるようになり、宿題の後の家庭学習もできるようになりました。

では、より詳しく説明していきますね。

作戦その1 しっかり休憩をして時間を決めてスタート

子供が疲れて家に帰ってくるのは仕方がないこと。親も仕事でヘトヘトになって戻ってきた直後に「ご飯〜」と叫ばれるとしんどいのと一緒です。何時から始めるか親子で話し合って決めます。決めたら習慣化するまで、時間になったら親御さんは声をかけてあげましょう。

作戦その2 タイマーを使用して10分の長さを子どもに体感してもらう

そもそも子どもにとっての時間の感覚と親御さんが感じている時間の長さは違います。10分がどれぐらいの長さなのか子どもに体感してもらいます。以外に長いと思ったようです。

作戦その3 環境を整える 

当然のことですがテレビ、おもちゃ、気が散るものは視界に入らないようにします。ダイエット宣言をした人の前にケーキを並べることはしませんよね。子どもに勉強をさせるなら、気が散らないように周辺を片付けます。

作戦その4 親が問題を読み上げてあげる。ヒントをあげる

宿題の目的はおさらいをする事で授業で学んだ内容を定着させることです忍耐力をつける事が最終目的ではありません。問題が解ければ良い訳です。なので、全くやる気がない子には問題を読み上げたり、ヒントをあげたり、応援してあげることはなんの問題もありません。フォローしてあげる事で子どもの気持ちも盛り上がってきます。気持ちに勢いをつけるためににも、親御さんが問題を読み上げてあげてあげましょう。

作戦その5 簡素化できる所は簡素化してします。

最近はドリルに合わせた専用ノートを導入することで、書き写しの作業が減っている宿題が多くあります。それでも、宿題の出し方は先生によって様々です。ノートへの問題の書き写しが苦痛になっているお子さんには、コピーをとったものをノートに貼り付けてしまうなど、簡素化できる所はしてしまってもいいと思います。宿題が出されている目的を意識して、その目標からずれなければ、工夫はありです。何よりも苦痛がゆえに勉強が嫌いになってしまう事だけは避けないとなりません。

最後に

こういった取り組みをする事で、実際に宿題が2時間かかっていたのが、20分に減らす事ができた親御さんがいらっしゃいます。それまでは、宿題だけで手一杯で、副教材には一切手がつけられなかったお子さんも、無事に他の教材も取り入れて自主勉強ができるようになりました。

お母様の工夫でぜひ学習の際の苦痛を取り除いてあげてください。










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