【日経MJ】有江ノイ的感想文2020年11月27日(金)
ああ、もう11月も残りすくない!
今日も気になるトレンド、業界動向、新商品などをつまみ食い!
3面は
大人の不二家 「上質」で改革
デパ地下のノウハウ生かしイメージ一新 原料厳選、旬の果物で月替わり
不二家が祖業で不振が続く洋菓子事業の改革を進めている。百貨店のデパ地下に出した新業態の洋菓子店での経験を生かし、既存の洋菓子店でも季節ごとの旬の素材にこだわったシュークリームなどを販売している。
(中略)
三越日本橋本店にある西洋菓子舗の店舗の19年度の売上高は計画を約20%上回った。素材にこだわった洋菓子は消費者の支持を集めると判断。5月から、洋菓子店チェーン「不二家」で月替わりで旬のフルーツを使ったスイーツの販売企画を立ち上げた。あまおうイチゴを皮切りに、夕張メロンや宮崎県産マンゴー、山形県産ラ・フランスなどを使ったシュークリームを発売している。
老舗というのは「間違いなく美味しい」という安心感があるので、それに「新しい発見」や「試み」を見つけることが出来るような工夫さえあれば絶対にコンビニスイーツには負けないと思います。
そういう意味で旬のフルーツを使った月替わりのスイーツは支持されているのではないでしょうか?顧客はいつも新しい情報・味覚を求めているのですから。
4面は、
(くらし逸品) イオンリテール 高脚こたつ エコで注目、在宅増で人気加速
イオンリテールの「高脚こたつ」が好調だ。当初は高齢者向けに開発した商品だったが、在宅勤務の広がりもあって若い世代を含めて予想外のヒット商品になりつつある。新型コロナウイルスの流行で家具や日用品のあり方が変化、家で過ごす時間が増え、以前よりも「くつろぎ」を求める傾向も追い風になっている。
中から猫が何匹か出てきそうですね、この「髙脚こたつ」。
ぬくぬくと温まりながら仕事をしつついつしか意識が遠くに逝ってしまいそうな気もしますがやはり温かいのはよいですね。
USBポートもあるそうですからスマホを充電しながらノートPCで快適に仕事ができそうです。Netflixとか見るにも快適そう!愛媛のみかんもさりげなく置いてね。
5面は、
(ネーミングの理由) 猫舌専科タンブラー(ドウシシャ) 飲みやすい温度、直感で
ドウシシャが開発したタンブラー。熱々の飲み物を入れると約3分後には飲みやすい温度になり、1時間ほど適温をキープ。熱い飲み物が苦手な人(猫舌)向け(専科)に考案したことを名称に。高い温度を保つタンブラーではなく、猫舌の人が好む温度に設定されているため、「これは自分に向けて作られたものだ」と直感で分かるように表現した。自社調査の結果、猫舌の人は少ないわけではなく、潜在的なニーズを掘り起こせるのではと採用。参考価格2750円。
これも猫が喜ぶ商品ですね。確かに猫舌の人は結構多いですから需要は多くありそうです。単純に保温するだけだと熱いままずっと待たなければならないわけですがそのイライラを無くしてくれるわけですね。左ききや猫舌など生まれつきの傾向というものは何かしらあるわけですが、そのニッチを攻めるという考え方はわかりやすくて好きです。
6面は、
東急ハンズ、アバター接客 販売員の在宅勤務受け実証
雑貨店の東急ハンズがアバター(分身)を使った接客の実証実験を始めた。販売員は自宅や本社からパソコンを通じて接客するため店舗の「3密」状態を減らすほか柔軟な働き方ができる。人工知能(AI)も活用してベテラン販売員の技術を若手に共有する。来年以降の本格展開も検討しており、接客は店舗でするという常識が変わる可能性がある。
記事本文にもあったのですが、場合によっては生身の人間よりアバターの方が話しやすい時もありますね。「鼻毛切りカッターはどれが良いのか」とか「養毛剤はどれが効くのか」とか、面と向かうとなかなか聞きづらい商品やサービスというのはあるものです。できれば声もボコーダーなどでちょっと合成音っぽくしてくれるとなおいいですね。何でもリアルになれば良いというものではなくちょっとした抽象化が優しくなることもあります。
11面は、
忘年会・新年会、「開かない」9割
民間調べ 飲食店・ホテルに打撃、廃業・倒産増加に懸念
全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、年末年始の宴会需要に影響が出ている。東京商工リサーチのアンケート調査によると、忘年会や新年会を今年は「開催しない予定」とした企業は9割に上った。多くの企業が感染予防で忘年会などの開催に慎重になっている。例年、職場の宴会需要を取り込んできた飲食店やホテルの経営に打撃となりそうだ。
うーむ、でもこうなるって本当にわからなかったのですか?ユーザー目線で考えれば、例えば会社のレク委員を任されていたとして忘・新年会どうすると言われたら、職場でちょっと高めのスイーツでも食べながらお茶して散開くらいを提案しませんか?
従来とはまったく違う状況になっているわけですから従来と同じターゲット、手法だったら9割がた失敗するのは目に見えていたわけです。
一緒に生活しているのだからと割り切って外食できるのはパートナーか家族くらいのものです。家族ターゲットの「お疲れ様会」として2~4人の完全個室をあつらえた提案だったらプチ贅沢してもいいかなと思いますが。
※引用は、日経MJ2020年11月27日の誌面からのものです。
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