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京都散歩15:過去の発明の積み重ねが「今」と「未来」に繋がっていく

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。

(今回「京都散歩」と言っていますが、基本「ドライブ」推奨です。
とてつもなく歩いてしまったので。。)

今回は国宝「石清水八幡宮」と「玉田神社」を巡ります。

【2024年7月6日】

昨日までの天気予報では、土曜日は雨まじり、日曜日はとんでもない暑さの晴天になるということで、本来なら晴れた日のお散歩が良いのですが、最近の気温と湿度から考えたら土曜日のほうがましかなと思い決行。
ところが、わけがわからない晴天とトンデモない暑さの一日となってしまいました。

スタートは「京阪 石清水八幡宮駅」です。
前回の宇治の旅で利用した周遊チケットは、宇治線とこの駅までは利用できるので、宇治周遊と併せて計画してもいいかもしれません。


晴天やん

石清水八幡宮

ご参拝するには一の鳥居から表参道を登っていルートと、「ケーブル八幡宮口駅」からケーブルカーで山頂まで一気に行く方法の2通りがあります。

悩みましたが、参拝で鳥居飛ばすのも気が引けたのと「船岡山」と同じくらいなんじゃないかという予備知識なしの浅はかな考えで、歩いて登頂するルートを選んでみました。

徒然草の一節も影響している気がします。

口語訳

仁和寺にいた、ある法師が、年をとるまで石清水八幡宮をお参りしたことがないことを情けなく思い、ある時思い立ち、一人、徒歩でお参りにいった。(山麓の)極楽寺と高良神社をお参りし、(八幡宮へのお参りは)これだけだと思い込み帰路の途についた。帰った後、傍輩に向って、「ずっと(心に)思っていたこと(八幡宮へのお参り)を果たせた。聞いていた以上に尊さ(八幡大神の御神威)を感じた。ところで、他の参詣者が皆、山へ登っていったが、何か山上にあるのだろうか。行ってみたいとは思ったが、お参りすることが本義であるからと思い、山上までは見に行かなかった。」と言った。
小さなことにも、案内者(指導者)は欲しいものである。

公式HP

一の鳥居から進みます。

晴れてるし。
アサザが少し咲いていた
安居橋

頓宮

年に一度重儀が斎行される社殿。

先に進ます。

二の鳥居

二の鳥居まで来ましたが、この先がなんとなく不安。

ひたすら階段が続く道でした。
これはやばい。

ずーっとこんなん
このあたりで後悔しはじめる

普通なら木漏れ日からの風が気持ちよいみたいな感想になるところ、果てしなく続く階段でそれどころではない。

石清水社と石清水井

中腹まで登ってくると、石清水社がありました。

霊泉「石清水」が湧き出る創建以前からの聖地とのこと。
ここだけは登らないとたどり着けない。

泣きそうになりながらやっと登り切った。
あれ、三の鳥居を飛ばした場所に出てしまいました。
せっかく上ったのに。。

まずエジソン記念碑に行きます。

エジソン記念碑

これは?

ここにエジソンの記念碑がある理由は、公式HPに詳細の説明があります。

日本の扇子の竹がフィラメントに都合が良かったというのは、なんだかとても誇らしいです。

それではご参拝

【学習メモ】
御祭神:
 中御前
 応神天皇(おうじんてんのう)(第15代)
 [誉田別尊(ほんだわけのみこと)]
 西御前
 
比咩大神(ひめおおかみ)
 [多紀理毘賣命(たぎりびめのみこと)
 市寸島姫命(いちきしまひめのみこと)
 多岐津毘賣命(たぎつひめのみこと)]
 東御前
 
神功皇后(じんぐうこうごう)
 [息長帯比賣命(おきながたらしひめのみこと)]
国宝:本社10棟、附 棟札3枚
重文:藤原宣孝「大宰府符」、徳川家康社務廻職判物 一通
  石清水八幡宮御縁起
メモ:八幡造
  走井餅
  献茶講の設立
  
源氏一門の武神、弓矢の神としての信仰
  松花堂昭乗
  岩田帯
  女郎花(おみなえし) 

公式HP/京都・観光文化検定試験 公式テキストブック

楼門にあたるのでしょうか。修繕中でした。

本殿

本殿にご参拝します。
山を登ってきたのは私だけの様なので、きっちり神様にご報告。

まだ息が上がっているのと、暑すぎて写真の出来栄えを気にする余裕がない。。

美しいです。

御神木の楠が立派です。

楠木正成の楠

築地塀
校倉
摂社 若宮殿社

一周してから、三の鳥居に戻ります。

鳥居の前に一つ石があります。
「勝負石」とも呼ばれる勝負必勝・勝運の石です。
これが目的のひとつ。
とにかく今は必勝祈願が大切。

三の鳥居もくぐりました。

帰りはさすがにケーブルカーで下山します。
出発時間まで少し時間があったので、一番前の座席をゲット。
京阪といえば問答無用の冷房の強さが売りなのに、ケーブルカーは冷房が入っていない。。

なんとなくわくわくします。
一番乗り~って
「子供か!」

あんなに時間がかかった山道を数分で降りてしまいました。
ここから駅の反対側、木津川方面に向かいます。

こわいです

さくら出会い館

こちらは大きな川が3つも合流する珍しい場所にあります。
近くには桜で有名な背割堤があります。
どちらも京都検定の過去問に登場しました。

サイクリングの休憩地になっているようで、多くのツーリングのかたが休憩しています。

せっかくなので展望台へ。
(ここまではまだ多少元気あった)

ここから玉田神社に向かうのですが、Google Mapでなんとなく方向は見ていて1㎞くらいかと思った自分か甘かった。

歩道が確保されていない、全く日差しを遮るものがない道を延々と進むことになりました。
おまけに暑さで道もわからなくなって、リタイヤしてタクシー呼ぶにもそもそもこのあたりはバスがなくて、高齢住民が乗り合いタクシーを使っているような場所なので期待できません。

とりあえず最終地点に設定した、はるかかなたに見える「久御山イオン」の看板を目指して進みます。
人生で初めてヒッチハイクしたいと心底思いました。

延々と畑が続く道をとぼとぼ歩いていたら、奇跡的に神社が見えてきました。
どうやら辿り着けたたようです。

玉田神社

こちらの神社は、季節ごとに狛犬さんをかざりつけたり、サングラスかけていたりと、遊び心満載の神社です。
こういうのもいいですね。

巡り合った

境内は参拝客がいなくて静かでした。
(このあたりで携帯が熱暴走し始めたので、写真少な目)

拝殿をまわって、本殿にご参拝。

この神社には「どこでもドア」があるので来てみたかった。

なぜ神社に(笑)

このまま家に帰りたいと願ってドア開けてみました(笑)

すずめの戸締りっぽくもある。

ご参拝を終え、やっと見つけた近くのコンビニで命のアイスコーヒーを飲んで、店主さんにイオンまでの道を聞いてなんとかたどり着きました。
そこから涼しいバスで中書島駅までたどり着いて本日のお散歩は終了です。

もしご興味あればイオンまでバスか、車での参拝をお勧めします(笑)



エジソンが竹でフィラメントを作ったおかげで世界が光で満たされるようになって、、今は。

どこでも車で移動できることも
タクシーアプリで空車を探さなくても送迎してもらえることも
冷房の効いたバスが走っているのも
ショッピングモールにも空調が行き届いているのも
携帯で自分のいる位置がすぐにわかることも
ガイドさんがいなくても神社の位置がわかることも
山を切り開いてケーブルカーが走っていることも
二つしかないタイヤの自転車で走ることができると発見したのも
こうしてパソコンで記事がかけるのも

みな、いろいろな想像力から生まれてきた「発明」なのですね。

ドラえもん、君がいた世界にもうすぐ出会えるかもしれないよ。





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