英語を教えるコト・英語を伝えるコト
今現在、英語の発音を中心とした英語を教えること・伝えることを仕事としていますが、独立当初、カナダのサロン勤務や英会話スクールでの運営業務を担当し、英語を通して仕事をしてきた経験があっても、人に英語を教えたことは微塵もなかったんです。
ただ英会話スクールに勤めていたときに、テキストを使った外国人との英会話レッスンのみでは英語が伸びないと経験上明らかだったことと、この時間とこんな多くのお金を英語に割けるならまずやった方がいいことが別にある。
真剣に英語が話せるようになりたい!と思ってスクールに来ている人の夢が叶わないではないか!!!お節介にもそう思いました。
そして、それがだんだんとフラストレーションになっていき、自分でやってみようと決断に至りました。
しかし、独立後に何人かの生徒さんを持ってみて、想像以上に人に教えることも伝えることも難しいことを知りました。
会社員時代は、自分の経験値を上げることが最優先。転職回数も多かったこともあり、一つの会社に長く居たことがない。部下を持つ・育てるといった経験もありません。
なので、人がどうしたら出来るようになるのか?人にどうしたらわかってもらえるか?伝わるのか?そんな視点と経験が私にはなかったのです。
私が目指していたゴールは、生徒さんが英語学習の突破口を見つけて、自分自身で学んでいける自分になる。というものでした。
今でもこのゴール自体は変わっていません。
ネットが発達している今だから、英語の勉強材料は無料でネットに出ている。調べようによってタダで知識や教材が手に入る時代。
ないものでも、ある程度の工夫と多少のお金でなんとかなるものです。
一度突破口が見つかって、「こうすれば英語が伸びる!」がわかれば、確実にこういったネットのツールを使用し、時には環境を作りながら自分で学んでいける自分になれます。どこに居たってです。
英語に限らず、他の分野でも同じだと思います。
そんな生徒さんのゴールをイメージして、こうなるためには!の土台、方法をお伝えすることからはじめたのです。しかし、人は「方法を知っても動かない」ことを知りました。
英語の突破口が見つかるというのは、一定の期間(最低3ヶ月)は、地道な練習や学習を積み重ねないことには見えてきません。
だけど、やらない。
正確には、やれない自分を責めてまた1週間。
もちろん全員ではないのですが、英語が話せるようになりたい!とお越し頂いている方の中にこういう「やらない」という人が出ることが最初は理解ができませんでした。
独立時に想像していた世界と違う。明らかにそう感じました。
そこからめちゃめちゃ悩んだ時期もありました。
何か私違うことしてる気がする。ズレてる気がする。
その時、ふと思ったんです。
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そもそも英語ってこんなに楽しいのに
私楽しいってこと教えてる?伝えてる?
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相手がどうしたら動くか、動けるかということばかりに執着していて、一番大事な部分がごっそり抜けていたんです。
相手の結果に真面目過ぎたのと同時に、人を育てた経験がないことや、英語を教えた経験がないこともどこか隠そうと必死だったのかもしれません。
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他人の行動は完全にコントロール外です。
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誰もあなたのことをコントロールできないのと同様に、あなたも誰のこともコントロールできない。
こう動いてほしい。
こうして欲しい。
こうしたらうまくいくのに。
人を見てそう思っても、教えても、伝えてもなかなかうまくいかないものだと思います。
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教えることは、その人が同じように出来るようになること。
伝わることは、頭と心で理解してもらえること。
そして、その先に行動したくなること。
もっとやってみたい、知ってみたいと思ってもらえること。
だけどその先、本当に行動するかは本人次第。
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私はこう考えています。
最終的には相手次第ではあるけど、教える、伝える側の楽しいという明るい感情のエネルギーが強ければ強いほど、相手の行動力になるとも信じています。
だから、もっと磨きたい力。
教えること、伝えること。果てしなく成長していきたいことです。
自分が心の底から感動したこと、楽しいと感じたこと、
それを誰かに教えたり、伝えたり。
そして、それが誰かとって新しい発見になったり、
人生の一部になったら最高なこと。
そんな気持ちで、私は英語を教えて、英語を伝えてます。
英語は言葉です。学校のテストみたいに苦しむのでなくて、英語を知ることで元気になったり、明るい気持ちになってくれる人がたくさんになったら、きっと私は英語をやりきった!そう思える日がくると思っています。
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