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守護とお散歩行けるか実験してみた『ギュー散歩』 【38歳で突然スピリチュアル能力が開花した話・7】

8歳の瞑想体験から30年後。
渡米して大人になり、ニューヨークで結婚、出産して、家族と共に日々の生活を送っていて。
38歳の年末に【お腹ギューコンタクト】をガイド(守護)から受け取り、その時は「ガイド」だなんて考えもしなかったし、意味が分からないので最初は忘れようとしたのですが。

『お腹ギュー体感』は止まる事なく、日常生活の中でたまに起こりました。
普通に生活していると、何の前触れもなくいきなりお腹がギューーーーっと硬くなります。


年が明け2月頃
「このお腹ギュー、質問に答えてる時あるかも」
と気付き始めました。

何かを迷っている時。こっちにしようか、あっちにしようかなー、みたいな時に、こっちを見た時だけお腹ギューーー。あっちを見てもギューならない。

何これ、気持ち悪い・・・。
私の頭やばいのかな・・?

ゾッとしました。

誰にも言えず、しばらくはそのままにしました。いつかギューってならなくなるかもしれないと期待して。
でもギューは無くなりませんでした。


そして3月の終わり
お腹ギューについて何も分からないままでいる事に、耐えられなくなってきました。
お腹ギューについてもっと調べてやる!と思いました。
実験をしてみようと計画を練り始めました。


4月のはじめ。
家族に「ちょっと用事がある」と言って家を出ました。
平日の昼間っから私が家族に詳しい行き先も知らせずに外出するなんて今まで無かったので、罪悪感がかなりありました。別に家族はそこまで気にしてないんですけど。ママもたまには出かけたらいいんじゃない?くらいで。
でも何故か、すごく罪悪感。
隠し事があったからかもしれません。お腹ギューの事は誰にも話していなかったので。

家を出る時に頭の中で、「ギュー、今日は一緒に出かけるよ」と囁いてみました。
そして家を出て、右、左、とゆっくり見てみました。

左でお腹がギューーーーと固くなりました。

うわ!きた!まじで来た!予感的中!
ドキドキです!!


ギューが示した左に歩きました。
交差点や曲がり角のたんびに立ち止まって、右と前と左を見る。
お腹ギューきた方向に歩く。

こうやってギューに指定された方向に歩き続け、駅に着きました。
駅でもどっちのホームに行くのか、立ち止まって左見てじーっと見つめ・・・、右見て見つめ・・・と確認しながら歩きました。
実験の日だから!と開き直り、周りにどう見えているかは気にしない事にしました。


電車に乗り、座って。
降りる駅をちゃんと教えてくれるか、ドキドキです。

駅のたんびに緊張して「ギューくるか?この駅か?」と思いながら結構な時間が経ち、もうここどこ!来たことない場所ー!やだー帰りたいー!となってきました。
アメリカなので、行った事がないエリアは普通に歩いて大丈夫なのかよくわからないので緊張しちゃうのです。


急に。

「次」

という考えが頭をよぎり。

お腹がギューーーーっといつもより強く固くなりました。

うわあ、マジで知らないエリア・・・。
でもここで降りないと、実験にならない!
はたしてこのギューは悪いものなのか、良いものなのか。見てやろーじゃねーか!!!

緊張しすぎてイラついてきています。
怒りのパワーで勢いをつけて電車を降りました。
どのexitから出るのかギュー確認しながら歩き、道路に出ました。

駅を出ると、寂しげな道でした。
人はほとんど見えません。
日本と違い、知らない場所の寂しい道は単純に怖いです。
恐怖心に負けたらこのままUターンして駅に戻ってしまいそう。

いやいやだめだめだめ。
ギューについて知らないと。
左見て。右見て。
右でギューーーー。
歩きました。

5分ほど歩いて出た場所は、大きな公園の裏口でした。
ギューは公園に入れと。
入りました。

公園の中を歩きます。右、ギュー。こっちか。今度は左でギュー。こっちか・・・
クネクネとした道を歩いて行きます。


4月でした。
気付いたら満開の桜の木々の中に立っていました。
アメリカに来て以来、あんなにたくさんの満開の桜を見たのは初めてでした。
今日がパーフェクト!と思っちゃう満開度です。

当日現場で撮った桜です


感動しました。
感動しちゃいました。
罪悪感からの、緊張からの、恐怖からの・・・感動。
何故か沸き起こる「やられた!!」感。

日本に住んでいた時、春の桜が大好きでした。
アメリカに住むようになって、単体の桜を見る事はあってもたくさんの満開の桜を見る事はなくなって寂しく思っていました。
ギューはゆっくりと1本づつ、桜の木々を堪能させてくれました。


桜エリアを味わい尽くした後、ギューの指示でさらに公園内を歩き、公園の表口に出ました。
そこは裏口付近よりもずっと賑わっていました。
そのまま公園を出てギューに従って歩きました。
腹ペコでした。

ギューの指示で次に着いた場所は、お寿司屋さん。
しかもめちゃめちゃ美味しいお店だったのでした!
予想以上に美味しくてビックリ♪こんな場所にこんなに美味しいお寿司屋さんがあったなんて!
ギューサンキュー❤️


お寿司をおいしーく頂いて、すっかりギューと仲良くなったような気分になりながらお店を出て、ギューはちゃんと私を駅まで連れて行ってくれました。
「今日はもう帰るって事だな」
と分かり、そこからは自力で電車に乗り。

座って電車に揺られながら、ハタと我に返りました。
私は一体、今まで何してたんだ?
「ギューサンキュー」って何だよ!?
ギューが何なのか結局分からないまんまなのに!
桜見せてくれて美味しいお寿司食べさせてくれたくらいで信じるな!!
危ない危ない。
もうちょっとで騙される所だった。

当時の私はとっても疑い深いおばちゃんだったのです。

電車の中ですっかりギューへの「好意」は、「疑い」に取って代わりました。



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