見出し画像

【ChatGPT】プロンプトの魔法 ~たった一言で「呪文」を生成する方法~

注目されている「プロンプト開発」の技術。

いつもありがとうございます!長月です。

最近話題のChatGPT。

これからは、AIを使いこなせるか否かが個人の能力の差として生じてくるのではないかということが考えられています。

そこで、ChatGPTを効果的に操作するために、プロンプトエンジニアリングプロンプトデザインという、効果的な指示の出し方を考案する分野がとても注目されていると感じています。

プロンプト開発の有益性。

プロンプト開発は多くの場合に有料で取引されており、それには次のような理由があると思います。

  1. 質問力の高い人でなければ的確な指示を考えることが難しいから
    :誰もが同じようにAIを使いこなすには有効なプロンプト開発が必要。

  2. 英語でプロンプトを書くことが求められるようになってきているから
    :トークン節約のため。

ChatGPTに対しての入力では、英語よりも日本語の方が多くトークンを消費するという制約があると言われており、できるだけ英語を使いこなしてトークンを削減することが有利であると考えられています。

そのため、プロンプト開発者としては、英語で指示を出すことに特化した的確な文を書くことが求められています。

しかし、やはりこのようなトップレベルのプロンプト開発は、得意な人以外では難しく、自分にはできないと感じている人も少なくありません。

トークン消費量を激減させるプロンプトの開発について。

今回、英語で、かつトークン消費量を抑えられるようなプロンプトの作り方を発見したので共有します。

誰にでもプロンプト開発に役立ててもらえるようになっているので、上記のような問題は徐々に解決していけると考えています!

すでに、ChatGPT自体に有効なプロンプトを考えさせるという方法は、プロンプト開発分野では有名です。

なので、もちろん、私はそれにプラスすることでプロンプトのレベルを上げられるようなテクニックをこの記事にまとめます!

たった一言で思うようにAIを動かすプロンプト。

今回の記事では、「たった一言で思うようにAIを動かすプロンプト」をChatGPT自身に考えさせるプロンプトを共有します。

もちろん、英語で、トークン節約にも繋がるプロンプトを作ることができます。

この方法が何よりも強いのは、さまざまな指示内容に応用できるというところです。

具体例

具体的に私は、この方法で作成したプロンプトがあります。

それは「*less is more, please.」です。

この「less is more」というプロンプトの効果を次に例として示します。

AI技術の最近の進歩は何ですか?

入力

普通の回答:

AI技術の最近の進歩には、自然言語処理、画像認識、強化学習などがあります。これらの技術は、人間と同様に文章を理解したり、画像の中の物体を認識したり、環境から学習して行動を最適化することができます。自然言語処理では、GPT-3やBERTなどのモデルが開発され、より正確で柔軟な言語処理が可能になりました。画像認識では、EfficientNetやResNetなどのモデルが高い精度で画像分類や物体検出を行います。強化学習では、AlphaGoやOpenAI Fiveが人間のプロ選手に勝利し、その技術がさらなる進歩を遂げました。

GPT-4

指示を加えた回答:

最近のAI進歩には、自然言語処理のGPT-3やBERT、画像認識のEfficientNetやResNet、強化学習のAlphaGoやOpenAI Fiveがあります。

GPT-4

と、このように非常に簡潔に回答を示してくれるのです。

さらに、箇条書きで出力するという指示を加えれば、さらに見やすく出力を整えることができますよ。

以降の内容

これ以降、その呪文(プロンプト)が何なのか、それにはどういう効果があるのか(具体的な例を含めて)、その効果をどのように検証すればいいのか、という情報をまとめています。

また、この呪文をどうやって作ったのか、という根本の原理にも触れています。

AIを使いこなす!

これから周りに大きな差をつけてAIを使いこなしたいと考えている方には、必須の技能となっていくかもしれません。

お読み頂けると、書き手としても、とても嬉しいです!

***
ChatGPT関連で人気だった私の記事↓ 合わせてどうぞ!

***

その呪文とは。

ここから先は

2,429字

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?