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エンジニアが情報発信を続ける秘訣

テックブログやSNSなどで、エンジニアが情報発信を行うことは、今や珍しいことではありません。
時流が常に変化していくなかで、トレンドや自分の興味を追求したい、人に共有したいと考える多くのIT企業やエンジニアが、日々情報発信をしています。

私たちARIでも情報発信やブランディングへの取り組みの一環として、テックブログの投稿を推奨しています。書くという文化は、既に社内にも浸透していて、エンジニアは自発的に情報発信を行なっています。おかげさまで、テックブログのQiitaで2023年4月現在、記事いいねランキング1位をいただいています!

<今回はマインド編>
今回は、Qiitaへの投稿や、社内の情報発信に積極的に取り組んでいるエンジニアのNさんに、情報発信し続ける理由と、書き続ける上で大切にしている心構えを聞きました。

ブログを投稿したことはあっても、定期的に書き続けるのがしんどい!と思っている人に、参考になれば嬉しいです。

育休中に自己研鑽のためにスタート

--最初にNさんの自己紹介をお願いします。ブログではどんな記事を発信していますか?

私は、ARIに新卒で入社して今年で6年目になるインフラエンジニアです。現在名古屋支社に所属していて、月に大体1本のペースでQiitaに投稿しています。最近ではARI社内のコミュニティで、名古屋の魅力を全社向けに発信もしています。

Qiitaでは、技術的な内容からポエム的なものまで、色々な人に読んでもらえるよう、幅広いジャンルの記事を投稿しています。
最近ではイベント企画に応募して、二つの賞をいただく機会にも恵まれました。

↑ delika最優秀賞をいただき、豪華な賞品もいただきました!

 ↑「その他」ジャンルの中で、総いいね数  第2位でした!

--ブログ投稿を始めてどれくらいたちますか? 始めたきっかけを教えてください。

ブログで情報発信をするようになったのは2年前です。2021年のQiitaのARIのアドベントカレンダーに参加したのがブログ投稿デビューのきっかけです。ちょうど書き始めた時は、育児休業中でした。

--育児休業中に始めたのですね! 忙しいなか、どうやって時間を作っていたのですか?

育児担当ではない時間を有効活用していました。
自分が3ヶ月育児休業を取得し、奥さんも同時期に取得していたので、交代制で育児を。1日を3分割して、8時間は自分がワンオペ、別の8時間は奥さんが、そして残りの8時間は二人で育児。という生活でしたね。
そんななかで、刀が錆びないようにと自己研鑽の目的で、自分が学んだことや気になった技術について記事を書くようになりました。

インプットのためには、アウトプットが不可欠

--日々業務で忙しいなかで、なぜ定期的に情報発信を続けることができるのでしょうか?

時流は常に変化していて、気になるニュースや新しい技術も日々増えていきます。自分はトレンドや興味を追求したいし、人にも共有したい。そんな気持ちで続けています。

あと私の場合、アウトプットしないと忘れてしまうし、新しいインプットが入らなくなるんですよね(笑)。脳にためておける情報量には限界があるので、脳が情報であふれそうになったら、「第二の脳」であるブログに移し替えて、インプットするためのスペースを空けるようなイメージ。

アウトプットすることで、自分が何を伝えたいか、何が分かっていないかを、整理できる貴重な機会にもなっています。「あれ、これどうだっけ?」と、アウトプットの際に追加のインプットも必要になることもあります。アウトプットが結果的にインプットの練習にもつながっている時もあります。

--Nさんのブログを読んだ人から、反応をもらうことはありますか?

稀にですが、社外の方からコメントをもらえることがあります。自分が間違っている点、もっと良い方法がある点について指摘いただけたときは、より深い理解につながりますし、ありがたいですね。

投稿した記事の総数や、「いいね」の数も確認できるので、どんどん増やしていきたいという気持ちも出てきます。記事への反応を得られることが、書き続けるモチベーションの一つにもなっています。

社内に仲間がいると頑張れる

--社内にも記事に反応してくれる仲間がいますよね。どんなコミュニケーションをとっていますか?

情報発信やブログ投稿用の社内チャットがあり、誰がどんな記事を書いているのか、リアルタイムで確認できるようになっています。
そのチャットの中で、この記事よかったね!とフィードバックをもらえることもあり、さらに良い記事を書いていこう!と励みになっています。
個人でQiitaの賞をもらった時は、社長をはじめ社内のたくさんの仲間から祝福のメッセージをもらいました。チャットでもお祝いのスタンプをくれたりとか(笑)

社内には、技術レベルが高くて、勉強になる記事を書いている人がたくさんいます。そんな人たちの文章の構成や内容を参考にしていますし、刺激をもらうことも多いです。
切磋琢磨しながら情報発信する。ARIには、そんな文化が根付いているなといつも感じます。

社内チャットで、嬉しいフィードバックをもらうことも

--今後どのような情報発信をしていきたいですか?

個人の目標としては、もっと技術的に高度な内容の記事を書いていきたいです。入門的な記事は書いているのですが、学びを深めて今後さらに踏み込んだものに挑戦していきたいです。

あとは、自分が所属する名古屋支社をさらに盛り上げるために、「情報発信するための」情報発信を社内に広げていきたいです。
名古屋支社は、情報発信しているエンジニアがまだまだ少ないんです。自分一人で、黙々と書き続けるのも良いですが、やっぱり名古屋の仲間と共に作り上げていったほうが楽しい。もっと一緒にアウトプットできる仲間が欲しいなと思っています。

--社内SNSでも本の紹介や、名古屋の紹介など積極的に参加してくださっていますね。

はい。最近、「なごやにおいでよ」というコミュニティを立ち上げました。名古屋の魅力を発信する名古屋のレポート記事を定期的に公開しています。いいねの反応などもボチボチついてきました。これからもっと盛り上げていくために、地道に発信し続けていきます。

愛知県民のソウルフード!?  ”小倉クリームからあげ” を社内SNSで紹介してくれました!

書き続けるために大切な3つのこと

--書くのがしんどいなーと思うことはありますか?
書き続ける上で大切にしていることがあれば、ぜひ教えてください!

情報発信し続けることって大変だなと思うことは、もちろんあります。
いいねの数で、次の記事を書くモチベーションが上がることもあれば下がることも。昨年末のアドベントカレンダーの真っ最中に、子供から風邪をもらって体調を崩してしまうハプニンングもありました。あの時は辛かったです(笑)

そんな自分が、記事を書き続ける上で大切にしている3つの言葉があります。

Nさんが、書き続けるために大切にしていること

1. 100%を案分しない
2. やれない理由よりも、できる方法を考える
3. まずはやってみる

1. 100%を案分しない

人生を100で考えたときに、その内訳をプライベートが50%で、仕事が30%、自己学習が10%。という風に、案分して考えることもできますが、自分は「すべて100%でやる」という気持ちを大切にしています。ちなみにこれは自分の言葉ではなく、社長の言葉です。

2. やれない理由よりも、できる方法を考える

これもエンジニアの大先輩でもある、ARI役員の言葉です。「仕事が忙しい」「子供の世話がある」など、事情は色々ありますが、それらをやれない理由にするのではなく「どうすればうまくこなせるのか」をポジティブに考えるようにしています。

3. まずはやってみる

ARIの「失敗していい、つくろう」のベンチャーマインドに近い部分があると思いますが、記事のテーマを思いついた時や、気になる技術に出会った時は、とりあえずやってみることにしています。やってみることで初めて「自分に合う、合わない」「楽しい、楽しくない」が分かる時もあるからです。その経験自体が記事のネタにもなることもあります。
まずはやってみる。ダメだったらやめればOK!くらいの軽い気持ちで進めることも、時には大事だと思っています。

ARIに入ってから学んだ言葉が多いですが、この3つは情報発信だけでなく、日々業務を行う上でも心に留めている言葉です。

「まずはやってみる」が大事なのですね。Nさんありがとうございました!

自己研鑽のために、時には家族に賞品のぬいぐるみをGetするために、情報発信を続けるNさん。
穏やかな語り口ながら名古屋愛を熱く語る一面もあり、取材をしていて背筋が伸びる思いがしました。

まずはやってみる!
この記事を読んでくださる皆さんに、少しでも参考になればとっても嬉しいです。


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