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広島カープ流の本気マネジメント。「育てて勝つ」クラウドアーキテクト部門

主にAWSなどのパブリッククラウドを活用したクラウド基盤ソリューションを推進する部門のユニット長にインタビュー。
部門・メンバーの将来を見据え、自身の技術の習得は一歩先をリードしつつ、メンバーの育成も自ら行い、マネジメントに全力を注ぐ。

<経歴>
大手ハードウェア業界でインフラの知識を習得しつつ、アプリ開発も経験。そこから外資系コンサルタントと日系の情報システム部門を経験し現在のARIに入社。そこでは、クラウド技術を軸にビジネスを行うクラウドアーキテクト部門のユニット長を務める。

ーー今までのキャリアを教えてください。

大学院を卒業した後に就職して、新卒から今までIT一筋でしたね。学生時代は化学工学や原子学を学んでいたので、ITの知識もなく未経験で飛び込みました。
大手ハードウェアメーカーに新卒で入社し、インフラ構築とアプリ開発の両方を経験しました。その後、外資系のコンサルティング会社と日系の情報システム部門を経て、現在のARIへ入社しました。
外資と日系それぞれ経験しているので、両者の良い面も悪い面も知っています。(笑)

ーー仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。

1つ目は、GRITです。度胸(Guts)、復元力(Resilience)、自発性(Initiative)、執念(Tenacity)の略ですが、要は「やり抜く力」のことです。この考え方はユニットの行動指針にもなっております。
新人時代、携帯電話キャリアの案件を担当しており、時限爆弾のように50台ほどあったサーバが順に停止していくというトラブルがありました。結果的にはデータベースソフトの世界初のバグだったので、どこに聞いても分かるはずがありません。2週間ほどデータセンターに寝泊りして、先輩と一緒にトラブルに立ち向かいましたが、先輩の「原因の無い不具合はない」と諦めずに取り組むをする姿勢を見て「これが仕事なんや!」と思いました。この経験を経て、仕事をするためには「やり抜く力」が必要なんだと考えるようになりました。

2つ目は、本気のマネジメントをすることです。
メンバーに対してただおだてて褒めるだけではなく、誤りがあったときには指摘をし一緒に考えるようにしています。本当は、しつこい/嫌われたくないと思っている部分もあるのですが、一緒に仕事をする仲間として真摯に向き合うべきだと思っています。良いこと、悪いことを伝え、問題・課題に対して全力でアドバイスをしています。

3つ目は、成長できる環境づくりです。
プロジェクト体制を組む場合、チャレンジできる技術要素、業界業種、体制、ポジションなど様々な観点でプロジェクトを分析します。個々のメンバーの興味/現在スキル/ポテンシャルを考慮して、少し背伸びしたプロジェクトへのチャレンジを推奨しています。

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ーーARIに入社した理由を教えてください。

ARIには社員の紹介で入社しました。当時、クラウド上で何かシステム構築を手掛けたいと考えていました。
私自身、ARIに入社して初めてAWSを触りましたし、当時は周りにほとんどクラウドを使えるメンバーが居ませんでした。
今では、私がユニット長を務めるクラウドアーキテクト部門のメンバーほぼ全員がAWSのソリューションアーキテクトアソシエイトの資格を保有しております。さらに、その他上位資格を保有しているメンバーも多数在籍しております。

ーー現在の部門の体制とそれぞれの担当領域を教えてください。

約30名の社員と約30名のビジネスパートナー様の計60名で構成されており、前述の通り全員が関連資格を保有しております。

現在はAWSに注力していますが、今後を見据えてMicrosoft Azure や Google Cloud Platformなどのパブリッククラウド全般が担当できるような組織を目指しています。 とは言え、インフラだけ得意としていても、今後の市場価値がなくなると思うので、クラウドアーキテクト部門でありながらプログラムも書けるような組織となることを理想としています。インフラとアプリを分けて考えるのは、もう古いと思います。

また、運用自動化ソリューションも実績が多くあり、構成管理ツールであるAnsible上でのPythonを使ったモジュール開発も行っています。

ーーメンバーや部門全体の雰囲気や特徴を教えてください。

アウトプットの質を重視しています。
契約形態に関係なくアウトプットで勝負していきたいんです。
質の良いアウトプットには、ディスカッションが欠かせません。私を含めメンバー同士で忌憚なくホワイトボードの前でディスカッションをしていますね。そこでは、認識の齟齬が起きないように、考え方をビジュアル化して全員が納得してから進めるようにしています。

メンバーにも作業前にビジュアル化する良さが浸透しており、「ホワイトボードに絵を書かないと気持ち悪い」と言っています。
至る所にホワイトボードがあるものの、書ききれなかったり場所によってはモニターしかない場所もあるので、壁全体に文字や絵が書けるようになると嬉しいですね。(笑)

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ーー今後どのような部署にしていきたいですか。

ここで育ったことを自慢できるような場所にしたいので、メンバーにはこの環境を存分に利用し、技術力を磨いて市場価値を高めていってほしいです。
他には、ソリューション化は力を入れていきたいです。最近は5Gやブロックチェーンが話題になっていますが、新しい技術要素にチャレンジしていけるだけの戦力を蓄えつつ見定めていきたいです。

ーーそのためにはどのような取り組みをしていますか。

スキルアップを目的とした情報交換会を月1〜2回開催しています。メンバーが持ち回りで技術情報を共有して、それぞれのプロジェクトに持ち帰り発揮しています。全員でやることもありますが、必要としている人に必要な内容の勉強会を開催しています。

私自身も新しい技術にわくわくしますし、メンバーの勉強会にも参加したり、情報発信をしています。技術力のある組織づくりができ、さらに社会への価値提供ができるようになるので楽しんでやっています。

多くの一流選手を輩出した広島カープが実践している、「育てて勝つ」という育成術が理想ですね。広島出身ということもあり、広島カープを応援していますが、この考え方には大変共感しています。

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〜これから共に働く仲間へ〜

GRIT(やり抜く力)があればうちではやっていけます。新人や未経験で入ったメンバーも1年ほどで一人立ちして、活躍してくれています。その成長を促進させるための環境整備やアドバイスは惜しみません。クラウド技術に興味がある若手には是非チャレンジしてもらいたいと思います。

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