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5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

AIを用いた仕事をしたいと言っている理由として、この本の題名にある通り、AIにほぼ全ての業種が関係していくと考えているためである。


この本の感想を一言で言うと
「今後は、違いを見つける・存在しないものを創造することが難しくなる」


その理由として2点ある。1点目はAIの得意分野である共通点から物事を判別すること。2点目は人が決まった動きをするようになるである。

1点目の内容として、AIはあらゆるデータの共通点を見つけるのが得意であり、その例として商品の宣伝が伝わりやすく、購入に至りやすいWebページの作成できる点が挙げられる。Webページの作成にあたり、ページに訪れた人がどこに興味を持ち、購入に至ったのかといったヒートマップから得た情報を、記憶させることで、見やすく商品の購入率が上がるようなWebページを作成することができる。
しかし、注意点が1点ある。それは、仮にWebページのほぼすべての箇所が赤色になった場合、それは「最強のWebページ」であるのか?ということである。ECサイトであれば、相関関係はあるかもしれない。必ずしもヒートマップを頼りに改善を行うのは危険だと感じた。単に、見にくいのかもしれない。


2点目の内容として、データを取り易い様に、人が決まった動きをするようになる。例えば、小売店でセンサーやカメラを設置し、消費者の動きを蓄積し易い様に、売り場を作る。そこから、商品の前に何分立ち止まったか、どの順路で見て、外に出たかなどを計測してAIで予測する。
ここでの注意点2点ある。1点目は、予め欲しい商品だけを目当てに来店し、数分で会計を済ませた消費者は、稀な例としてデータに記憶される。
2点目は、長時間滞在したからといって購入に繋がらず外に出た場合、何が購入に至らない原因だったか分からない点である。入店時におおよその年齢がAI等で把握され、この年代にはウケが良いといった結果になると予測されるが、その年代でも必ず購入に至るとは限らない。
マーケティングをする上で、的を絞ることが大切だが、年齢という大きな枠ではなく、流行を作り出す勢いで商品を開発することが、今後の鍵になると予測する。



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